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1時間の洗脳体験(危険)

「洗脳」と聞くと
どんなイメージを持ちますか?

「ちょっと怖い」
とか
「悪い人が使ってる」
とか
「よくないもの」
って印象ですかね?

一般的には
マイナスイメージが強いと思います。

その中には
「自分がやる分には嬉しい」
「自分がやられたらムカつく」
って気持ちも混ざっていたり。

洗脳について普段から意識することは少ないですが、
社会は洗脳システムを活用した仕組みだらけだったりします。


そしてこの文章を書いてる今、
僕はムカついてます。

眉間にシワを寄せて、太ももを小刻みに震わせて、睨みつけるようにPCを見つめながらタイピングして、イライラを誤魔化してます。

なぜイライラしているか...?

ついさっき洗脳を受けたからです。


今朝起きてから1時間
ずっと洗脳を受けました。

TikTokとYoutubeショート動画によって...



「なんだそれ!お前のせいじゃん!」

って感じですかね。


正解です。
確かに僕のせいです。

自分でアプリを開いて、動画を見て、1時間を消費しました。

そんな自分にムカついてます。

が、それと同時に
TikTokとYoutubeにもムカついてます。


短い動画の洗脳効果が強過ぎます。

投稿者は1~2分に要点を詰め込み過ぎです。

そのおかげで、
どんどんコンテンツを見てしまいます。

一つ面白いものがあると
脳死状態で次の動画にどんどん進み
気がつくと10本も20本も視聴完了。
30分、60分なんてあっという間。

簡単に洗脳されてしまいます。


その原因として大きいのが、
「サクッと見れて、少しだけ満足感を与える」って部分です。

人間はラクに少しの満足感を得るともうちょっと欲しくなるものです。
かっぱえびせんを一口食べたら、もう一口食べたくなるように。

そして何度も何度も摘んでいき、
ある程度満足したら離れますが、
また時間が空くと欲しくなるものです。

ちょっとずつ与えるのは
洗脳のトリガーとして強力なんです。


この洗脳トリガーは
短い動画以外でもあらゆる場所に使われてます。

例えばツイッター。

ツイートした後に通知がくると
「誰かな?どれくらいの反応かな?」と気になるものです。

そして10分くらい経ってから、
また通知がくると気になって見てしまう。

これを繰り返すことで
「通知きてないかな?」
「誰か反応してくれてないかな?」
とTwitterを触っていない時間にも意識が取られるようになっていきます。

すると立派な洗脳の出来上がりです。


もっと言ってしまえば…

これは恐い話になるんですが、
通知を一度にまとめて送らず分割をして、
通知を確認した2分後に残りを通知するアルゴリズムを組んだりしたら…

ユーザーのTwitterに対する意識を更に奪うことができます。

おそらく、Twitterに限らず色んなサービスに
時間をズラす仕組みに似たようなものが入ってます。



こんな風に社会を見てみると、
ちょっとだけ満たす手法以外にも
大量の洗脳システムで溢れてます。

洗脳の掛け合いです。

というか、
全てが洗脳で成り立ってます。

自分が有利になるために、
相手を洗脳して誘導することが基本です。


恋愛するにしても
相手をあなた色に洗脳するからこそ恋人関係を作れます。

すぐに答えを言わずに
「あ、それはまた時間あるときに言うね!じゃあまた!」
などと小さな洗脳を積み重ねて...


そんな洗脳社会で生きていくためには、
あなた自身も洗脳術を知らないといけません。

でないと、自分の身を守ることすらもできません。

一生洗脳される側として搾取され続けてしまいます。

そんな未来は絶対に避けてください。



洗脳され続ける側を抜け出す第1ステップは
社会は洗脳で成り立っている事実を受け入れることです。

その上で洗脳されてもあなた自身が納得できる道だけに進むこと。


僕の場合、YoutubeやTikTokに洗脳される人生なんて嫌です。
絶対に納得できません。


ただ、そんなカッコつけたセリフを言いつつも
自分の意に反する洗脳に負けてしまう弱さもあって
ジレンマとの戦いです。

そのジレンマが原因で
イライラが生まれたり、ムカついたりします。



でも、大事なのは
そこから逃げないこと。

ジレンマに向き合って直視すること。

そのプロセスを経ることで、
心から望む道を進めると信じてます。



なので今回、
嫌いな洗脳に対する気持ちをこうやって文章に書いてみました。

あなた自身も嫌いな洗脳に出会った時は、向き合ってみてください。



以上、
「あなたの好きな洗脳を選んで!」
という洗脳でした。


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