【OFC】4thドロー【チャイポ】 Part1
はじめに
下記の記事を参考にOpen Face Chinese Poker (以下:OFC)のJoker Ultimateに対応したソルバーを自作したので、計算結果をまとめます。
10件の計算結果を掲載しています。
本記事は4thドローに限定した内容ですが、今後別記事で3rdドローも執筆する予定です。
これから各ケースを紹介していきますが、まず、4thドローで重要な概念(※)を紹介します。
BTNの場合で確率を算出していますが、そのほかの場合でもそれぞれの優劣は変わらないと考えています。
上表の見方を左右の表の1行目を元に説明します。
上表から、
Outs1枚の中から1枚引く確率が10.3%
Outs7枚の中から2枚引く確率が13.6%
と読み取れます。
こちらは、4thドローの配置で上記の選択をできるときは2枚引きのOutsが7枚以上残っている場合は【2枚引き】に、7枚未満しか残っていない場合は【1枚引き】になるような4thドローの配置を行うことで、確率を最大化できるということを表してます。
Aを中段に配置する?
①上:Kc,Ac → 中段Outs11枚の【2枚引き】(Joker込み)
②上:Kc, 中:Ac → 中段Outs5枚の【1枚引き】(Joker込み)
の比較である。(※)から【1枚引き】のOutsが5枚の場合、【2枚引き】の必要Outsは14枚であり、満たしていないため、【1枚引き】の①が優位である
さらに、【1枚引き】のOutsを減らして再計算を行なって、閾値を探してみると条件:A2枚切れで【2枚引き】の期待値を下回る(5.99 > 5.01)ことがわかる。
条件:A2枚切れにおいて
①上:Kc,Ac → 中段Outs11枚の2枚引き(Joker込み)(ここは変わらない)
③上:Kc, 中:Ac → 中段Outs3枚の1枚引き(Joker込み)
の比較をすると(※)からも【2枚引き】の①が優位である
①ケースの場合、
中段は11枚のOuts以外にもストレートを作るコンボが存在するが、
(※)における【1枚引き】と【2枚引き】の優劣を覆すほどの影響はないことからも都合の良い【2枚引き】をすることの厳しさ(期待値への影響のしにくさ)を理解できるだろう。
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