03:熱が出たらいじっぱり

晴れてて気持ちのいい日。

私の周りに発熱者と思しき人が4人。
待合室にはインフル疑惑の発熱者は入れてもらえない。私とおんなじで待合室からあぶれた人たち。
フラつく体で立って待ってるのは正直キツイ。

猛烈に働く日になるはずが、昨晩からの発熱で仕事にならなかった。
発熱外来は満員、受付のお姉さんもお医者さんのおじいちゃんも優しい、という理由だけでちょい遠目の病院までエンヤコラ。

ショゲて職場から帰る私を5人の同僚が見送ってくれた。ありがたい。
けど悔しい。
気持ちはいつでももっと休みたがってるのに、いざ熱が出て休みなさいと言われるといじっぱり。
迷惑だよなあ、上司から思えば。

熱が出た時に決まって見る夢。
大きなローラーに巻き込まれていく痛い夢。
呼吸のできない津波に飲み込まれる夢。
氷の女王みたいな人が遠くに立ってて声が届かない夢。

ダカダカ働いてまっすぐ帰るつもりだったから、本も持ってきてない。

昨日からのいいことと言えば、友だちに赤ちゃんが産まれたこと。おめでとう、どうか健やかに。
君の生きていく未来が今よりほんの少しマシになっていますように。