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「恐るべき計画」 心斎橋Pangea

約半年ぶりのワンマンライブ。何故いつも雨が降るんでしょうか。強烈な雨女か雨男がいるのでしょうか。
ライブ直前に配信リリースもあり、ライブでの新曲初演奏をを心待ちにして臨みました。
今回は整理番号があまり良くなくて一番後ろの段差で見ることにしたので、会場全体の空気感をより体感できた気がします。
記憶抜けがあったり、ニュアンスで書いてるところもありますが、あしからず。

【2024.11.1 「恐るべき計画」大阪 セトリ】
SE(戸川純『好き好き大好き』)
終電
CGギャル
いちかばちかちゃん
秘密のデート
エリザベスロマン
MC
ロリータ
ダーリン(令和)
CGギャル
プリチー
飾り(令和)
8ミリフィルム
LSD
アルカイックセンチメント
~~~~~~~~アンコール~~~~~~~~
MC
RED
サイノロジック
失爽宣言
マイラグジュアリーナイト
プリチー

・SE(戸川純『好き好き大好き』)
前ツアーと同じSE。曲の不気味さと、ライブへのワクワクが入り混じって不思議な感覚。最後に登場した理姫さんのソバージュ×洋服の水玉模様の組み合わせが素敵だなと思った。

・終電
SEが鳴り止むか止まないか、まだふわふわとした会場に響いた「私はすぐ飽きちゃうんだよ」という、やさぐれたような声。
「何でもすぐ飽きちゃう、そんな私が唯一やめられないものがバンドなんです。何故なんだ!何故かというと、あなた達がいつまでもライブに来てくれるからだよ!なんで来るんだよ!気が狂いそうだよ!もうとっくに狂ってるよ!幸せすぎてやめられないんだよ!今日は、一生私がやめられなくなる呪いをかけてください、恐ろしい計画とはあなた達の視線のことです(意訳)」そんな激重開幕宣言(超絶褒め言葉)からの「今日はよろしくお願いしまーーーーす!!!」の絶叫と共に鳴り始めたのは、十年聴き続けたギターのイントロ。
この曲から始まるの!?という驚きと、スタートからこんなアツいなんて今日はどうなってしまうんだ!?という昂りで体温爆上がり。

・CGギャル
煽り無しでしれっと始まって、バンビさんの真顔を見た瞬間、二回戦があることを察した。フロアの熱量を高めるための、起爆剤となる一回戦っていうイメージ。

・いちかばちかちゃん
熱量そのままにスタート。危機感を煽られるサイレンみたいなイントロギターを聴いていると、洗脳の下準備をされている気分になる。
Bメロは後方にいようがもちろん全力コール。ラスサビで爆裂に演奏する楽器隊に囲まれながら、天に腕をスッと伸ばして“スーハー”と歌う姿の美しさと、直後の超絶絶叫のギャップ。こんなの見せられたら入信一択。

・秘密のデート
手拍子を促すバスドラムが鳴り出して、多分この曲だな~と思っていたら、達也さんが「わーんつーわんつーすりーふぉー!」って大声でカウントし始めたの楽しすぎてニコニコしちゃったし、理姫さんも笑っちゃってた。
コウジロウも変な顔でバンビさんと目あわせてたり、サビ前で「わんつー!」って叫んでたり。
この曲で一気に空気がほぐれたし、メンバー同士のほっこり感が溢れ出してた。

・エリザベスロマン
サビの突き抜けるような真っ直ぐさが心地よいなといつも思う。
2サビ後へんてこパートのコウジロウが叫ぶところ「おいいくぞ!」みたいな強気姿勢で笑ったし、その後「体調悪くなった人はすぐ手上げてください、僕が行くので!」って言って、手が上がらないのを見て「いないじゃーん!!!」ってなんかショック受けてたのも笑った。不調者なんていないに越したことない。続けざまの「最後まで楽しんでいってくださいよろしくお願いします!いくぞー!わんつー!」でラストへ。

・MC
①突如〇RUITS Z〇PPER「わたしのいちばんかわいいところ」のサビを歌う理姫さん
伴奏させたらしっかり弾けてて「弾けるじゃ~ん」と褒められる達也さん。断じて二小節は!!!超えていない!!!(強い気持ち)
②爆買い天才の血が騒ぐ大阪
理姫さん「大阪は爆買いできる店が多いから好き」
ライブハウス横にUGGがあることを知り、いいオトコ(バンちゃん)を連れて買い物に行った理姫さん、デザインがチャラいから欲しいものが一個もなかったバンビさん。
「バンビが欲しいって言ったら、買ってあげそうな勢いだった」「言えばよかったかな」
③「次の曲もうやっていい?さっきの曲は飲み屋でハタチの子に教えてもらったんだけど、旧友(ショウさん)が作ってる曲だった」

・ロリータ
よろしくお願いしま~すみたいなMCの軽いノリで曲フリしたかと思えば、いきなりのこれ。心が忙しい。
理姫さんのストーリー(達也さんがポニータとかベジータで替え歌してるやつ)を見てたからセトリに入りそうだなと予想はしてたけど、いざ聴くとハッとした。
少しくぐもったキーボードのお洒落さ、コウジロウの柔らかい声でのユニゾンコーラス、渋さたっぷりのギターソロ、曲の空気感を支えるようなベースの音、そこに乗る理姫さんの気怠さを纏った声。全部が曲の世界観を作り上げる要素になっていて、聴き心地が良すぎた。
程よいローテンションで進んでいくけれど、ラスサビで転調してからは少し弾むように歌っていたのも、解放感があってグッときた。なんだか贅沢な時間だったな。
あまりにもライブで聴くのが久々すぎたので気になって掘ってみたところ、凛々フルーツのリリイベ横浜・ニュー濱トラ・愛ハッピーのリリイベ札幌(理姫さん&達也さんのみ参加)でワンコーラスだけやってて、フルコーラス演奏は凛々ツアーファイナルのキネマ倶楽部だけでした衝撃。

・ダーリン(令和)
贅沢に次ぐ贅沢!!!この曲がライブで聴ける日をいつから心待ちにしていたか。。。(デモ音源に想いを馳せながら)
デモよりも鮮やな印象になったイントロは、なんだかおめでたい感じがしてすき。デモの良い意味で荒っぽい感じもそれはそれで素敵。どっちも!!!すき!!!
音源を聴いている時、指先でタタンと無意識にリズムを刻んでいたイントロとサビの部分、理姫さんがパパン!と手拍子を促していて、気持ちよく手拍子できたのサイコーだった。
歌い姿に、今の理姫さんの可愛らしさがぎゅっと詰まっていて、それはもう釘付けでした。

・CGギャル
ジャーンの音を鳴らしながらお立ち台に上がる達也バンビを見て、よっしゃ来た大本命の二回戦!となった。
「大阪もっとアツアツでラブラブになりたい!もっとラブラブになりたい!なってくれるの!?」って煽りまくる理姫さんに応えるように、グッと盛り上がりのギアがひとつ上がるフロア。
一回目のお澄まし顔が嘘みたいなヤバ顔&空中蹴りで爆アゲ✌︎バンビさん序盤から遠心力かかりまくりのヘドバンしたり、急に天を仰ぎながら弾き始めたりで、過去イチ出ちゃったかもくらいのトリップ状態だった。前日武道館立ってただけあるわ。

・プリチー
理姫さんの無限横ピ✌︎と、響き渡る「女は女でしかなーーーい!」の絶叫。こちらはもちろん全力コール。
暴れん坊将軍タイムは達也さんのターン。「俺たちは551の肉まんを食べてすごく元気でーーーす!最近ギターの位置を高くしたことによって、座っている時と同じように弾けるし、ギターを横にすれば物も置ける(意訳)」
改めて「暴れん坊将軍でいくぞ~!」からの、コウジロウのカウントでラストへ。

・飾り(令和)
音が鳴り止んで不穏なギターソロが始まったからREDかな?と思いながら見ていたら、ドドンパの如く急発進で曲がスタート。
遂にきた!!!待ってました!!!という気持ち。演奏もバチバチで、頭振りたくなっちゃう。
アカシックとしてここまでパンクに振り切った曲は初めてだから、不埒千万ツアーのOPで理姫さんが話していた“高校生の時からパンクバンドになりたかったけれど、それじゃ売れないから一旦路線変更した”って言葉を思い出して胸アツでした。ていうか十数年前こんなカッコいい曲を既に作ってたの、まじ強すぎる天才。
2サビ後間奏で一瞬ビタっと音が止まるところの緩急が気持ちよすぎたし、都度入る理姫さんのゆるっとした「はいせーの」みたいな合いの手もよかったなぁ。
ライブで聴くと改めて歌詞がズシッと心に落ちてきて、自分の気持ちに正直にもっとワガママに生きてこ~!となった。
自分の昂りと忙しなさで細かい所まで見きれなかったから、下北ではもっと各メンバーの演奏にも注目したい所存。

・8ミリフィルム
「ありがとうございましたアカシックでした」の言葉に耳を疑った。えっ?一瞬すぎ嘘、え?の気持ち。曲数的にはいつもと同じくらいのタイミングだけど、体感はまだ中盤戦って感じでした。
2サビ後間奏でちゃんとジャンプするバンビさんと、フロアのどこにいるかが一瞬でわかるお兄さんのマサイにほっこり。

・LSD
ピカピカ光る色とりどりの照明と、いきいきとライブをするメンバーの姿が印象的だった。
Cメロ前のコウジロウ大暴れタイムをメンバーがのんびり見守るだけの時間すき。理姫さんのぎゅいんぎゅいん鳴るパトランプ型装置も登場。
ラスサビ前、理姫さんがひそひそ声で「今日は飲みすぎて明日帰れなくなっちゃうつもり。最近こうやって喋るのハマってるの、なんかエロくない?」って話してたら、達也さんも「なんかエロいね(ひそひそ声)」って参加してきたの笑った。理姫さん「色気出したいよね(ひそひそ声)」
「いい暮らしもいい男もいらないから、バンドを続けたいと思う呪いをもっとかけてください(意訳)」って言ってからの大絶叫でラスサビへ。

・アルカイックセンチメント
曲入りのドラムとベースを聴きながら、うわ~トリ曲これはヤバいってなった。この曲中のメンバーって本当にキラキラしていて眩しくて、会場の空気が多幸感で満たされていく感覚がある。体内の不純物が浄化されている可能性すらある。
ノスタルジーを感じるギターソロも、ラストの全員コーラスもグッときた。
曲が終わって、一旦ご挨拶。「ありがとうございましたとかいうけど、着替えてまた戻ってきまーす」って言って退場。

・アンコールMC
①グッズTに着替えたコジバンビ登場
両サイドのマイク前にそれぞれ立つ二人。バンビさん「なんか漫才みたい」コウジロウ「漫才にしては距離遠いし、俺の背が高いからマイク低い」バンビさん「達也ちっさいんだね」(しれっと失礼)
②Tシャツ着用サイズ報告
Mサイズでもゆったり着れるほっそいバンビさん、中肉中背代表Lサイズコウジロウ、流石にちょっとでかかったXLサイズ達也さん
③フーディ着用の理姫さん登場
フーディ買ってください、私はたくさん着ようと思ってます。(早速打ち上げで着てた)

・RED
本日二回目の不穏なギターソロで変わる空気。ステージが赤く染まるのはもちろん、フロア前方サイドにも照明があるライブハウスだったから、フロアも赤く照らされて、なんだか赤い海に沈んでいるように思えた。
2サビ後間奏のキーボードは相変わらずお見事すぎる。今日も翔ちゃんに大感謝。
落ちサビで理姫さんに白いピンスポが当たって、ラスサビと共に全体がより濃くオレンジ混じりの赤に染まっていくの凄くよかった。
最後ベースのリフレインだけが鳴っている時それに合わせて頭を振るコウジロウ、なんかいい。
ぐちゃぐちゃに飛び交う音に溺れながら、破滅の音で〆。

・サイノロジック
理姫さん「アカシックです今日はよろしくお願いしまーーーす!」
何曲でも思う存分やってくださいの気持ちで全力指差し。お父さんは今日もギターヒーロー!

・失爽宣言
激アツラストすぎ!!!しつこく何度も言うけど、バンドのライブパフォーマンスとして最強すぎる。理姫さんの声が飛びそうなくらいの全身全霊さは、胸打たれるっていうか全身打たれるレベル。楽器隊の演奏もめちゃくちゃカッコよくて、目も耳も足りなくて困る。
ラスト崩れ落ちながら絶叫して力尽きたかと思えば、曲の終わりと共に跳ねながら立って復活できちゃうの凄すぎ。

改めてご挨拶し、楽器隊退場。ここぞとばかりに\翔ちゃ~ん!/と絶叫させていただきました。
そして、居残り理姫さんによる雑談タイム。
ファンの子から差し出されたキティちゃんの可愛いバッグをステージ上から手渡しで貰おうとしたところ、スタッフの方にNGくらって「厳しいなぁ」とぼやく理姫さん。
「初めて来た人~?」って聞いたら結構手が上がって驚き。「多い!ねぇなんでライブあるの知ってるの?ねぇ絡みづらい?」で超笑った。
「なんでみんな帰らないの!?今何時?でもしつこい女って言われるよね」に対して、もっとやってほしいの声が上がったところ「じゃあもうちょいやっていい!?初めての子にもうちょいやべー奴って印象残したい」と、急遽ダブルアンコールが決定、きっと終わったと思ったであろう男子を再び召集。
「なんかこの感じ、1回目は何もせず別れて、2回目でヤッちゃったその後のデートみたいだね、さらけ出せる感じ。」とか言いながら男子のスタンバイ待ち。
「何聴きたい?」の一言で飛び交う様々な曲名。“あっぱれ”の声に、翔ちゃんがヤバいって顔した後、あっぱれNGがでてホッとした顔になったの笑った。
“香港ママ”の声に達也さんが「あれはギター難しいランキング2位です」って言って「一番は?」って声が飛んできたら「一番はロリータ」って返してた。結局、“マイラグジュアリーナイト”の声に、理姫さんが「それなら出来る!」って答えて曲決定。

・マイラグジュアリーナイト
何度だってご挨拶「こんばんはアカシックですよろしくお願いしま~す!」
2サビ後間奏の翔ちゃんによるエグいキーボードは必聴。ラスサビの“冷たい刃で~”で、達也さんがバンビさんのところに来て向かい合わせで弾いてたのアツかった。

・プリチー
1曲で終わりかと思いきや、激アツ二回戦スタート。理姫さん筆頭に、達也さんがセンターに居座ったり、バンビさんが翔ちゃんのところまでお散歩したりと、前3人が大移動。
暴れん坊将軍タイムで理姫さんがフロア降臨。「どこまで行けるかな~」って言いながら後方まで来た理姫さん「ママから、可愛さ余って憎さ百倍って事もあるよと教えられているからそろそろやめます、どうもありがとうございましたまた会おうね!みんなの顔覚えたから!みんなで飛ぼうね」お父さん「よろしくお願いしまーーーす!」コウジロウ「いくぞ~!わんつーわんつーすりーふぉー!」でラストへ。
最後理姫さんは床に寝そべって「大好き」を連呼したり、ステージ上の楽器隊も楽しそうで、達也バンビがファンに楽器触らせたりしながら、超ハッピー大団円。

ステージに戻った理姫さん「私たちは一回セックスしたのと一緒だぞ分かったか!」
そして袖へ戻り際、しれっとピックをフロアへ投げるバンビさん。
楽器隊が捌けた後も理姫さんのお喋りが止まらず、ヤキモキするスタッフさん。最終的に自ら理姫さんをステージから剥がしにかかってて笑った。
「またヤろうねっ」と可愛らしく言葉を残して、無事理姫さんも袖に帰って行きました。


待ちに待ったワンマンライブ大阪公演。自分を含むファンはもちろんだけど、何よりメンバーみんなが超楽しそうなのが伝わって来て、なんだかずっと幸せな気分でした。
勢いのある曲が多かったからか、本編の体感時間が本当に短かったのも印象的。理姫さんが粘ってダブルアンコールまでしてくれて助かったなぁ、大感謝!
あと、これはどの曲か思い出せなくて振り分けできなかったんですが、ライブ終盤あたりの曲中、達也さんが前でギターガンガン弾いてる時に理姫さんがコウジロウのところに行って、バンちゃんとも顔見合わせたりしながらわちゃわちゃしてたシーンめちゃくちゃよかったです。(どの曲かお心当たりある方いますか?)
残すは下北沢、公式がセトリをアップしたってことは結構内容変わるのでは?とも思っているのでドキドキ!楽しみ!おわり!

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