大寒のたまごかけごはん
今年の1月20日は、二十四節気でいうところの大寒だった。
ちっとも寒くならない今年は、大寒と言われてもぴんと来なかったんだけど。
なんでも、大寒の日に生まれた卵を食べると縁起が良いのだそうだ。
金運アップとか、健康運に良いとか、諸説あるらしい。
あまりそういうのを気にしない質なのだけれど、今年はたまたま農家さんから送られてきた定期便のお手紙に「大寒のたまごです」と一言添えられていて、開けてみるといつになく立派な大玉の卵がつやつやと並んでいた。
これは本当に大寒あたりに産まれた卵は栄養価が高いのかも!と思わせるビジュアルで、見るからに美味しそう!
ちょうど体調がようやく回復してきたかな…というタイミングだったので、なんだか無性に嬉しくなった。
実はたまごかけごはんに目がないわたし。
うん、ここは全快に向けて身体を整えるためにも、これしかないよね!ってことで、手抜きばかりだった食卓に気合いを入れて、自分を元気づけることにした。
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まずはごはんの準備から。
うちには炊飯器がない。
いつも土鍋でお米を炊くことにしている。だってそっちのが断絶美味しいから。
普段食べているお米は熊本の農家さんの自然栽培のヒノヒカリ。
基本、もちもちのコシヒカリより、あっさりしたお米の方が好み。
たまに、佐渡の棚田で取れたコシヒカリを玄米でいただく日もあるけど、たまごかけごはんはさらりと食べたいので、今日は白米のヒノヒカリで。やや固めに炊くと、小粒でしっかりした食感がたまごに合う。
美味しく炊けるように余裕を持って浸け、しっかりと吸水させておくのを忘れずに。
ごはんが炊けたら、さっそくお茶碗に盛りつける。
ふわりと盛ったごはんの中心をちょっとくぼませて、慎重にたまごを割り入れる。
ぷちゅんと黄身を箸でつまんで崩し、全体を軽く混ぜる。
そこへぱらりと美味しいお塩を。
お箸ですくう、ひとくち分ずつかけるのがポイント。
お塩のつぶつぶ感も楽しみたいからね。
今日はいただきものの、佐渡のみしおで。
粗塩なので、粒感が立ってしっかりと味を感じる。
たまごの存在を消さず、お互いがお互いを引き立て合う。
うん、カンペキ!
どれも妥協せず、良い材料を選んで組み合わせるからこそのハーモニーが生まれる。
ごはんのお供は、昨日取った鶏出汁に里芋、大根、白ネギ、生姜を入れて塩と塩麹で味付けしたシンプルなお汁。
半分くらい食べ進めたら、そこからお醤油をたらーり。
ぐるりと混ぜて、今度はたまごとお醤油が一体となった旨味を味わう。
ずるずる、ずるずる、お行儀悪くかき込む。
わたしのたまごかけごはんは、いつもこんな感じ。
塩も醤油もどちらも楽しめて、お気に入りの食べ方だ。
あ、うちで使っているお醤油は、小豆島のヤマヒサさんの杉樽仕込みこいくち。
美味しんぼに載ってたんや!知らんかった!!今度見てみようっと。
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あなたのたまごかけごはんは、どんなですか?
やっぱりお醤油かな?それともたまごかけ専用たれとか?
よそんちのたまごかけも、知りたいな。
良かったら教えてください。