茹で豚と春野菜の宴 #タダノヒトミのタダノジマン
新しくはじめました、#タダノヒトミのタダノジマン。
これは、うちの食卓を彩るメニューで、うまいことできた!ってやつをただただ自慢するだけの記録です。なんやそれ。
ひとの自慢なんて興味ないわ!って方や、いまお腹空いちゃったら困る!という方は、そっとここで閉じてくださいな。
では参りましょう、ゆうべの我が家の食卓へ。
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★参考レシピ
最近、Twitterを見ているとしょっちゅうお見かけするのが料理家の今井真実さんのお名前。どれをとっても美味しそうで、うわあこれうちでも作りたい!ってなるレシピばかり。
実はひっそりとよそんちごはんってマガジンを作っていて、美味しそう!と思ったレシピを見かけたらポンポンここへ入れているんですが、ここのところは今井さんのレシピで我が家の夕ごはん候補リストが渋滞気味。
中でも茹で豚は、早くやってみたくてうずうずしていた有力候補のひとつ。
先日農家さんからの直送便が届き、買いおきのサラダミックスとかぶって冷蔵庫がパンパンになっていたので、野菜を消費するならこれしかない!ということで、めでたく採用となりました。
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実はね、下町育ちのわたし、茹で豚や焼き豚のたぐいは作るもんやなくてお肉屋さんで買うもん、でした。これまでずっと。
だってこんなのが、買ってきて切るだけ、5分でできちゃうんやで?
市場行ったらお肉屋さんの隣にキムチ屋さんあるし。そんなん、もう町ぐるみで抱き合わせやん。
豚肉買うてきて焼くやら煮るやら、そんなめんどくさいこと、家でわざわざやらんでも。そう思てました。
だけど、このレシピを見つけた時、おおこれはやってみたいかも!と、ズボラなわたしをも巻き込むほどの圧倒的な魅力を感じたんです。
今井さんのレシピは、なんといっても作っている工程の写真がとてもいい。下味つけたらこんな感じ、とか、途中で迷わないよう細かく写真で解説されていて、とても分かりやすい。
料理家さんだけど、気取らない普段のお料理って感じで。有名シェフとかじゃない、普通の作り手目線?みたいなものが共感できるポイントなんですよね。
これからもきっとお世話になりまくることでしょう。
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ということでいざ、茹で豚づくりへ!
まずはお肉。
スーパーを何軒か回っても、いい豚の塊肉が全然なくって。
思い切って新規開拓してみて、いつもは行かない商店街の片隅でようやく見つけました。牧場直送のお肉を扱うめちゃくちゃ良さげなお肉屋さん。
ほら、見るからに美味しそうな豚ばらブロック。
これで1000円ちょい。やっぱお肉はお肉屋さんでないとね。
トレーに入ってないから、柔らかすぎて持ちにくいほど。ちょっと触るだけでわかる、この肉質の良さ。
養父のにんにくと土佐の生姜があったので、適当に入れて煮ることにします。そのまんまじゃ長くて鍋に入らなさそうなので真ん中でカット。
お塩はモンゴルの岩塩と、天日海塩の2種をワシワシすり込む。
ちょっとお塩スリスリしすぎたのか、スープがしょっぱめになってしまったので次回はもう少し減らしてもいいかも。
煮上がり。このくらいで大丈夫かな?
ドキドキしながら切ってみる。めちゃくちゃジューシー。最高!
実はレシピでは煮汁のまんま冷ますのですが、作り始めが遅くてお腹ペコペコの家族が待ちきれないため、お皿に上げて冷ましてしまいました。せっかちさんでも大丈夫っぽい!
冷めたら好みの厚さでスライスします。
綺麗に並べてお花みたいにしたいの、バラだけに。それにしても、いっつもこのお皿やな。
サラダ野菜をちぎってごま油と塩で合え、すりごまと海苔をぶっこんで叙々苑サラダ風。そのまんまでもいいし、レタスで具として巻いてもいいように。
薬味は家にあるもん総出で。
辛子醤油、柚子胡椒、ラー油、マヨネーズ、ねり梅、カレー粉、醤油麹、おろしにんにく、おろし生姜などなど。
あ、自家製のライム塩あるやん!これもつけてみよ。
キムチはマストでしょう。お肉とセットで買っておこうね。
ガーリックチップもつくったよ。
副産物のガーリックオイルで、片栗粉をまぶした空豆を炒めてみる。
スープは茹で汁に絹さやと新玉ねぎ入れただけ。
味付けはナンプラーと言われていたけど、味見してみたらすでにだいぶ煮詰まっていて、豚から出た塩味でしょっぱいくらいだった。
ちょっとお水を足して、いつもナンプラー代わりに愛用している、しこの露をほんのすこうし。卵を落として仕上げる。
スープが劇的に旨い!もう、なんにも入れなくてもいいくらい。
ムシャムシャ、巻き巻き。ムシャムシャ。
あ、巻き野菜もうないやん。取ってこな。
ちょっと、キムチのお皿貸してんか。
ムシャムシャ、巻き巻き。
つけるやつ、どれが一番合うと思う?
豚には、やっぱり辛子やろ!
いや、醤油麹がNo.1やわ!
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このところ一日中一緒に過ごしている我が家。
いいことなんやけど、やっぱちょっと個々に息抜きも必要。
こどもが遊んでる昼間に買い物行って、景色や店先に並ぶお野菜に季節の移り変わりを感じたり。
お肉をことこと煮込んでる間に、キッチンでnoteの下書きを進めたり。
貴重なひとり時間と、家族とののんびりタイム。
それぞれに使い分けて、わたしの人生の贅沢な過ごし方。
ごはんができたら、さあおいで。
無心でほおばる、春の宴。
なんでもない今日に、大地のめぐみに、感謝。
ごちそうさまでした!