紅い頬の君へ
昨日深夜にたまたまこれが目に入ってきた。
aikoデビュー22周年かぁ。おめでとう。
まっさきに、あの子の顔が浮かんだ。
いや、正確には顔は知らないんだけど、もうなんだかわたしの中では勝手にイメージができてる、たぶんちょっと紅いほっぺをした可愛いあの子。
ささちゃんからこんな素敵なお手紙をもらってしまった。
えっと、最初にお話ししたのはいつだっけ。神戸企画の時かな。
ノリが良くってアクティブでなにげに考察が深くって、実はnoteでは大先輩のささちゃん。美味しいものが大好きなところで意気投合。
個人企画の『あなたの神戸をおしえて』に率先して参加してくれて、しかも別の参加者さんのおすすめのお店にわざわざ足を運んでくれたの!
なんてあったかいひとなんだろう。
ささちゃんと話していると、なぜだか心がほんわりあったかくなって、文章そのものに、穏やかで周りまでふわっと明るくしてくれるような性格がにじみ出ているなぁ…って思う。
もう募集が終わってしまったんだけど、こんな素敵な企画もはじめていて。
この企画の告知を見た瞬間、これは応援したい!って思った。
自分が企画を立ち上げてみて、その楽しさと同時に「応募が来なかったらどうしよう…」っていう不安が必ずあるって知っていたから。
勇気を出してささちゃんがやろうと思った企画がとにかく素晴らしいと思ったし、心から応援したいって思ったからまっさきに手を挙げた。
そうしたら、思った以上に熱のこもった、なんと手書きの!イラストまでついた丁寧なお手紙をくれて。
ささちゃんがわたしに、って薦めてくれた曲を大事に聴こうと思った。
あのね、ささちゃん、わたしあの曲が収められたaikoのアルバム、買おうと思うんだ。ホントに10年ぶりとかだよ、買ってまで聴こうと思ったの。
あらためてaikoのこと想いださせてくれて、ありがとう。
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わたしにとってaikoは、自分の物語がもっともキラキラしていた頃のページを飾ってくれる、蒼い想い出だった。
花火、カブトムシ、ボーイフレンド。
aikoが世に出てきたまさにその時、カラオケ全盛期だったわたしたち世代。わたしは人生でaikoを何十回、いや何百回唄っただろう。
大好きだったあのひとに唄ってほしいって頼まれたカブトムシが面映ゆかったこと、友達と夜の海岸で花火をしながら誰かがふざけて唄い出した花火を結局最後はみんな大声で唄ってたこと、カブトムシの彼との別れが来て夏服を聴きながら死ぬほど泣いたこと。
それから突然新しい恋がやってきて、横顔を聴きながら彼の背中を見つめていた日々を経て、やがて見知らぬ街でそのひとを待ちながらひとりで唄ってたキラキラ。
瞳をはじめて聴いた時、将来こどもが生まれたらこんな風に唄ってあげたいな…なんて妄想したりなんかして、それが現実になった時ほんとにほんとに嬉しく思えたこと。
そんなことをとめどなく想い出した一日。
あなたのおかげで、懐かしい風が感じられて、また新たなaikoとの想い出をつくっていこうって、思えたんだ。
ありがとう、紅い頬の可愛い君。
またここで、逢おうね。
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瞳/aiko
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