偽じゃなくて義理でもなくて擬似だけどたぶんそれがいいんだよ~タダノワタシ日記⑥
お久しぶりです、ほんとに。
いやはや、最近いったいなにしてたのかなーと振り返ってみても、あんまり記憶がない。
このシリーズに至っては、前回の⑤からなんともう、すでに3年が経ってしまっていて。
ナガタのまちでごはんばっかり作っていたタダノシュフ!?だったあの頃から、いつのまにやら公的なお仕事をすることになりまして。
今年の夏からはずっと、ただ、いまの自分にできること、だけを見ながら日々を過ごしてきて。
もうね、毎日の新たな出逢いでいっぱいいっぱい。
入ってきた情報は自動クラウド保存タイプ、のわたしでもちょっと持て余すほどの情報量と、携帯に内蔵されてる万歩計を思わず二度見しちゃうほどの活動量。
アウトプットを出し尽くして、帰宅したら文字通り自分の主電源が切れて寝落ちる毎日。
そんなわけで、ここnoteに来る余裕も余白も全然なくって。
たまーにのぞいてみては、懐かしい名前にちょっと嬉しくなって、そっとスキを押すくらいしか関われていませんでした。
だけど先週思い立って、久しぶりに大好きな企画、呑み書きnoteに参加したら、思っていたよりたくさんのみなさんがスキ!のハートをくださって。
なんだかとっても嬉しくなって、やっぱりここが『タダノヒトミ』としてのHOMEなんだよなぁ…また書こうかなぁ…ってなりました。
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最近のワタシ
今週、お仕事は無事にどうにか納めまして、予定外に舞い込んできたあれやこれやもなんとか収まりそうで。
昨日は完全オフ日で、こよなく愛する神戸の台所まで買い出しに行ってきました。
これね、懐かしい!
まさにほぼほぼこのコースで。
何年たっても回るお店は変わってなくて。
おでんを作りたい娘と、お正月のあれやこれやを買いたいわたし。
今日もまずは市場の一番山側まで上がって、娘とレモン水とあめで乾杯して。
おっちゃんの練り物買って、八百屋をハシゴしておでん用のええ大根と、雑煮大根、金時人参などの関西勢お正月必須アイテムを買い込む。
それから別の練り物屋さんでかまぼことはんぺんを調達して、見かけた果物を片っ端から両手に山ほどぶら下げて、行列が過ぎる豆菓子屋さんは今日はパスして。
スーパーのパックじゃないおもちは絶対欲しくて、お餅屋さんを3軒巡って一番質が良さそうなのをゲット。
「あーもう肩外れるー!」とかなんとか騒ぎながら、どうにか地元まで帰ってきました。
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企画のきっかけ
今年の年越しも、たぶん『はっぴーの家』で過ごすのだろうけど。
大晦日、居合わせたみんなで鍋を囲んで、ご近所のお寺さんまで除夜の鐘をつきにいって。
そのまま帰ってきたら、いつものリビングで呑みたい人は呑んで、話したいことを気ままに話したり、ごちゃまぜがしんどくなったらふらっと外に出てみたり。
そんな、みんなの実家みたいな場所が『はっぴーの家』なんだけども。
今年はなぜか、やりたい企画が急に思い浮かんできたんです。
その名も『擬実家ヒトミ』
なんやそれ!!
最近、朝活でごはんを作ったり、まちのこどもやおとなたちがみんなで思い思いに部活動をしてみたりと、あれこれ関わらせてもらっている『とまりぎ』というゲストハウスがあるんですね。
古い長屋の一画をリノベして、いつでも泊まれるようにしている建物で。
玄関出てすぐの路地で遊んだり、長田の人情味あふれる商店街でお買い物して、銭湯行ってちょい呑みして帰ってきて雑魚寝して、起きたら近所の喫茶店でモーニングしてみたり。
わたしたちの日常でもあり、関東などの都会から来た方にはあまり触れることのない非日常であろう、まさにケとハレのはざま、にあるような等身大のシタマチ体験ができるゲストハウス。
平日昼間にゲストがいなかったらコワーキングスペースとしてお借りしたり、時にはワンオペ育児に疲れたお母さんの駆け込み寺的な空間として使わせてもらったり。
いつのまにかそこはただのゲストハウスではなくて、『とまりぎ』の名前どおり、通りかかって灯が点っていたらふと立ち寄ってみようかなって思えるような、まちのみんなのリビングみたいな空間になりつつあって。
それを象徴するのが、寝室と台所をつなぐ居間に鎮座する大きめのこのちゃぶ台。
いつも『とまりぎ』にいる時は、みんなでちゃぶ台を囲んでごはんを食べたり、おやつをつまんだりさせてもらっているんですね。
ある時、こどもたちとワイワイしながらふと思ったのが、こういう『疑似家族』みたいな、ひとが集まれる場所ってすごくいいなってこと。
ナガタのまちで過ごしていたら、知らんまに産んでない息子や娘がどんどん増えてきて。
みんなで遊んで、おなかがすいたらごはんを持ち寄ったり作ったりして、一緒に食べてなんでもないことを話して。
眠たくなったら昼寝して、本を読んだり、音楽を聴いたり、外に出かけたり、それぞれが思い思いに過ごしていてよくて。
だけどいつのまにかごはんどきにはまたみんなが集まって、ちゃぶ台に並んだあれやこれやを囲んでいて。
ああ、もうここにいるみんなとは、まちごとでっかい枠組みで、まるごと家族なんだなーって思えたんです。
でね、いつも出入りさせてもらっている『はっぴーの家ろっけん』は、そんな擬似家族のみんなや、そうではない外から来たひとたちも、いろんな人種が好きに集まれる場所なんだけど。
あそこは『港』なんですよね。
ひとやものの出入りが多くって。
出逢いも別れもまるごとひっくるめてカオスの中にあって、目まぐるしく日々がぐるぐる流れてゆく。
楽しくて、刺激的な毎日。
激しく流れつつも、たまにぼーっと浮いて休めるような、図太いわたしみたいなひとはいいんですが。
ナガタの家族のなかには、それができずにしんどいひともいる。
時には静かに、流れないでなにかを見つめたいこともある。
川のなかで、たまって流れない場所があるように。
だけど、そんな場所がどこにも見つからなかったら。
ひとりで生きることに疲れて、ひとといるのも疲れて。
行き場を失って、どうしていいかわからない。
そんな魂の行き先がなんだか気になって。
わたしにできることって、なんだろう。
考えてみた時にふと出てきたのが、『擬実家』でした。
そんなことば、ないねんけども。
オカンのようでオカンじゃない、近所のタダノオバハンにできること。
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タダノヒトミ的考察
年末年始、なんのためらいもなく帰れる実家があるひとはいいんです。
だけど、そもそも『実家』がない、帰りたくても遠くて帰りづらい、とか。
もしくはあっても帰りたいと思えるような場所じゃない、とか。
行きたくないけど行かないわけにいかない『義実家』への帰省に実はモヤモヤしてるひと、とか。
世の中にはいろんなひとの、いろんな事情があって。
『実家』という概念は、ひとによってもさまざまなんだよな…って、ずっと感じてきたんですね。
だれでもその日その場、たまたまそこにいたひとだけの『擬似家族』があつまる『擬実家』があってもいいよなって。
そっか、新しい概念の『擬実家』なるものを、つくっちゃえばいいやん!って思いついたんです。
タダノヒトミの、タダノカゾクごっこ。
ごっこでもなんでもいいや。
『擬実家』??
やってみるからおいでよ。
実家があるひとも、ないひとも、帰れないひとも、帰りたくないひとも。
みんなみんな、どんな理由があっても別にどうでもよくって。
年末年始いつでも、実家に行くのも行かないのも、自由で。
ただふらっと立ち寄ってみたくなったら、来たらええんちゃう。
来たいひとが、来たいタイミングで、来ればいい。
というわけで、やります。
『擬実家ヒトミ』
2023.12.31 AM11:00 ~ 2024.1.1 PM21:00
ゲストハウス『とまりぎ』
お正月ですが、たいしたものはありません。
おもちと、おかしと、お茶とみかんくらい。
来られる方は、各自食べたいものを持ち寄りください。
あ、お酒とおつまみはわたしがいるから、ささやかに用意してます!
ええ日本酒と、ちょっとええ日本酒と、オレンジワイン。
あと、テンションあがっちゃう伍魚福さんのおつまみセット。
それ以外のものを呑みたいひとは、自分で持ってきてね。
それから、1月1日の午後から夕方あたりの時間帯で、お年玉すくい大会をやりたいと思ってます!
でっかい瓶に入れた小銭を、大人もこどもも同じ条件ですくい取る、手に汗握るお年玉大争奪戦。楽しそうじゃない!?
参加資格は、当日来たらお財布の中に入ってるありったけの小銭を瓶へ入れること!それだけ。
入れた額よりたくさん持って帰れるチャンス!!
大人のみなさん、ぜひ小銭入れに500円玉いっぱい入れてきてね!(圧!)
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というわけで、長々とまあいろいろ書いてしまいましたが、こんな感じでわたしはあいも変わらず、日々タダノヒトミとして生きています。
2023年の締めくくりとして、ひとつでも書けてよかった。
タダノヒトミのタダノワタシ日記。
さて、次はいつになるのやら。
みなさま、どうか佳いお年をお迎えくださいね。
そして来年も、よろしくお願いいたします。