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作りたいって尊い。

 夏の終わりの気配を感じて、やっと外に出ようかなという気持ちになってきたところで出会った[スピニングパーティー]
イベント概要を見ると、紡ぐ・染める・織る・編む・組む等、とにかく糸、繊維に関わるものが集まるそう。

私の繊維歴?は小学生の頃から。
近所にあったギャラリーを営むお友達(お姉様)から木枠織を習い始めたところから始まり、タティングレース、刺繍、と続き最近は義両親から引き継いだ織機で手織りをしています。

旅が好きなので、旅先で出会った風景やその時の空気や気持ちや眩しさをぎゅっと詰め込む感覚で創作しています。思い出を濃縮させている感じ。

朝日が昇るとき

いつか作品たちをズラリと並べて見てもらえたらな。なんていうこともぼんやりと考え中。

とはいえ、自分が作りたいものにはどんな素材が適しているのか、どんな方法があるのか。等まだまだ知らない事ばかり。

スピニングパーティの出展者一覧を見ると糸の販売はもちろん、その前段階の羊毛から糸紡ぎ機といった普段はなかなかお目にかかれないようなものが様々に並ぶようで「面白そう!」というよりは、こんなに専門的なイベントに行って果たして場違いではないだろうかという不安の方が大きかったです。

まぁでもこういうのって踏み込んだ分だけ世界が広がるんだもんね。と自分に言い聞かせ公式サイトで入場券を購入。不安は動けば消えるもの。

後日郵送でリストバンド型の入場券が送られてきました。運営さんが封筒に入れて送ってくれたんだな。と、その過程を想うだけですでに楽しい。

ものづくり好きだけが集まる幸せ空間

開場とほぼ同時に行ったけれど、すでにどのブースも賑わっていました。
それぞれがお目当てのものへと向かう熱量に圧倒されながらも、まずは会場を一周してイベントの様子を偵察することに。あまりの人の多さに写真を撮るのは諦めました。

見たことのない織機や道具たち。カラフルな糸やもこもこの羊毛。そこから生まれた人生を謳歌するような色味のニットや、水の流れを感じるタペストリー。新たな創作のヒントになるもので溢れていました。

一通り見て廻って糸をいくつか購入。

ITORICOTさんのファクトリーヤーン

2本で1,500円

ITORICOTさんは国内の工場で出る工場残糸をを取り扱うお店。

以前から一度浅草のお店にも行ってみたいと思っていたところです。種類が様々あるのですが、今回は集めた工場残糸を撚糸して作られたITORICOTさんのオリジナルファクトリーヤーンを購入。工場の残糸を使っているのでこちらの糸とは一期一会。混ざり合う色が可愛いです。

1本500円。2種類合わせて3本購入。

こちらは麻の双糸。2本の糸が撚り合わさっているので単糸よりも耐久性があって比較的織りやすいそうです。とはいえ、かなり細い糸なのでこの糸を使って織れるようになるにはもう少し練習が必要かなと。お買い得だったのでいつかの為にストックしておきます。

これでお買い物は終了!

と思っていたのですが出口に向かう途中に可愛いウールの糸を発見してしまい衝動買い。気がついたらお会計していました…。

これも500円でお買い得だったので。という言い訳。

ポコポコした表情がいいですね。織ったらどんな風合いになるのか楽しみです。

イベントでなによりも感動したのが、今この場にいる人のほとんどが[何かを自分の手で生み出す人だ]ということに気がついたとき。

[作る]ってすごいエネルギーだと思うんです。イメージしたものがすぐに形になるわけではないし、時間がすごくかかる。好きな事のはずなのになんだか気が乗らなくなったりして続けるのが難しくなることもある。
それでも表現したい事や、作りたいものに後押しされる衝動があるから続いていく。
ちょっと大袈裟かもしれないけど、この会場にいる人達の中もそんなエネルギーを持っているのかなぁなんて思うと尊敬します。

これから何が出来上がるか想像、妄想中です。






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