香りの備忘録(4)セルジュルタンス
芸術の香り。この香りが理解できるかどうか試される気がする。(気負いすぎww)
資生堂の古き良き時代を作り上げた人。彼の作品の世界観はダークでクラシックで唯一無二。モロッコに邸宅を構える「フランスの知性・哲人」
ハートの数は香水の良し悪しではなく、今の私が纏いたいレベル。
Fils de joie
フィスドゥジョワ
🩷🩷🤍🤍🤍
喜びの申し子。
何故かくどさは感じない。パウダリーなジャスミンがブワっと香る。クラシカルで豪華。シックな(ボルドーとか深緑の)ビロードみたなイメージ。
Chergui
シェルギイ
🩷🩷🩷🤍🤍
モロッコの砂漠の熱風
乾いた甘さ。コーラのスパイス増し増しで煮詰めたような。バニラの優しい甘さも。エキゾチックで野生的な香り。枯れ草の残り香。
Five o'clock au gingembre
ファイブオクロックオジャンジャンブル
🩷🤍🤍🤍🤍
ジンジャーが香る午後5時
インドでお茶を嗜む英国紳士
ジンジャーとシトラス。ほろ苦さも少し。残り香は蜂蜜生姜のど飴でメンズっぽい。
La fille de Berlin
ラフィーユドゥベルラン
🩷🩷🤍🤍🤍
ベルリンの少女
昔のバラの香りの化粧品みたいな。梅酢ジュースみたいな。フルーティーな酸味がなぜか不安になる。可愛い香りなのにソワソワして落ち着かない。
La religieuse
ラルリジューズ
🩷🩷🤍🤍🤍
修道女
華やかというより慎ましくて品の良いジャスミン。いつの間にか消えている。ちゃんとした、規則正しく、優美に自分を律することができる大人の女性。
Fleurs d'oranger
フルールドランジェ
🩷🩷🩷🤍🤍
オレンジの花
パウダリーな花の香り。スパイスの苦みもしっかり感じる。苦みが落ち着くとなんだか懐かしい気持ちになる香り。
Un bois vanille
アンボワバニール
🩷🩷🩷🤍🤍
バニラの木
練乳。ミルキー。塩気のあるキャラメル。ただただ甘い。それなのに何故かくどさは感じない。
Santal majuscule
サンタルマジュスキュル
🩷🩷🤍🤍🤍
夢物語のサンダルウッド
飴細工の薔薇。レザーで作ったお菓子。
L'orpheline
ロルフェリン
🩷🤍🤍🤍🤍
灰の乙女
すーっとひんやり。清潔で静かな病棟。管理の行き届いた歴史あるお屋敷。着物。ひんやりした香り。
Ambre sultan
アンブルスュルタン
🩷🩷🤍🤍🤍
アンバーの王
甘い寺院の香り。地蔵盆の日の夕方の香り。
Feminite du bois
フェミニテデュボワ
🩷🩷🩷🤍🤍
木のフェミニティ
最初に強くスパイスが香る。徐々に落ち着いてきて、最後は落ち着いた木の香り。
Nuit de cellophane
ニュイドゥセロファン
🩷🩷🩷🤍🤍
セロファンの夜
キンモクセイ。トップでシトラスとスモモみたいな甘酸っぱさが広がる。最終的にパウダリーなフラワーに落ち着く。華やかで優しい。残香も良い。
La dompteuse encagge
ラドントゥーズアンカジェ
🩷🩷🩷🤍🤍
檻の中の調教師
プルメリアの香り。南国の花なのになぜかダークに感じる
Poivre Noir
ポワーブルノワール
🩷🩷🩷🤍🤍
カッコいい。ペッパーがあまり好きではないから選ばないが、このミニマムでシュッとした雰囲気はとても好き。
ÉCRIN DE FUMÉE
エクランドゥフュメ
🩷🩷🤍🤍🤍
ラム、タバコ、カカオ
シガーバーでの甘い時間。大人の男性って感じだけれども、そんな大人の男性なかなかおらん。
その他
マタンルタンスシリーズ。
悪くはないけど、ルタンスらしさはない。
これらの香りをルタンスで選ばなくて良いかも。
L’eau Serge Lutens
ローセルジュルタンス
リネン、誰からも嫌われないだろう香り
Parole d’eau
パロルドー
アロマティック、ハーブ、森の中。シダ。
Dans le bleu qui pétile
ダンルブルーキペティーユ
マリンノート
シェルギーを10年くらい欲しがってる。好きなんだけど、使うかなあ。