親知らずを全身麻酔で抜歯した話その1

2020年9月中旬、私は近所の歯医者で定期検診を受けていました。(所謂定期メンテナンスというやつです。)私はお恥ずかしい話ですが子供の頃から歯磨きが上手な子ではなく、治療の為に歯医者に通う回数が多い子だった気がします。治療の度に痛い思いをし、治療が完了すると助手の方に歯磨き方のレクチャーを受ける、そんな事を繰り返していました。

大人になってからは多少磨き方がマシになったのか、それ程治療で通う回数は減った一方、上記のような検診を定期的に受けるようになりました。

今回もいつものようにレントゲンを撮り、担当医が内容を確認していると、ちょっとお話がありますと言い出しました。私は「また新しい虫歯かねぇ」くらいにしか思っていませんでしたが、担当医から「下あごの一番奥に親知らずが生えており、今後その下を通っている神経に接触する可能性がある。もし影響が出ると、神経が麻痺して下あごの感覚がなくなるかもしれない」と言われました。虫歯よりヤバい状況です。

担当医が続けます。「このケースだとうちでは手におえないので、こういうケースを専門に対応する総合病院の口腔外科を紹介しますから、そこに行って見て貰ってください」

そう、某業界でいう所のエスカレーションです。こういう時、歯医者さんは今後の対応を依頼する総合病院に対して紹介状を発行してくれます。幸いにその総合病院は近所だったので、割かし間を置かず予約を取っていく事にしました。

その2につづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?