親知らずを全身麻酔で抜歯した話その3

ここまで親知らずの発見から手術しないとやばいというお話してきたのですが、ここからは入院→手術→退院というお話になります。いざ入院前日となっても特に歯のほうは僅かな違和感しかなくて、食事制限も何も言い渡されていなかったのでシャバとの別れとばかりに中華飯&ギョーザにビールをキメてました。

翌日、旅行ケースに3日分の着替えと予約票といった僅かな書類を詰め込んで出発です。到着したら早速入院手続きに入るかと思っていたのですが、その前にやはりこのご時世(入院していたのは2020年12月)からか、PCR検査を受けました。しかも舌でチョチョーっと検査するタイプじゃなく、鼻の奥まで棒をグリグリ~と突っ込んで検査するタイプです。実は前回の診察が終わって入院が確定した時にPCR検査があるって話はされてたんですが、「えっ、痛い方でやるんですか?」って看護師さんに聞いたら「皆さん普通に受けていらっしゃいますよ♪」と満面の笑みで言われました。うわー、これ絶ッ対痛いやつだwと直感で感じたんですが、やっぱり痛かったです。一瞬でしたけど。

その後は入院の手続きと部屋の発表です。自分がどの部屋に入るかは直前にならないと分からないみたいですが、私は希望通り料金がかからない部屋を割り当てられました。部屋に関しては大まかに4タイプあって、個室(勿論高い)・2人部屋(そこそこ高い)・4人部屋(各個に洗面台がある。安い)・4人部屋(無料)がありました。部屋に移動したらトイレとシャワー室の場所、食事と消灯時間、設備等の説明が一通りあり、終わったらまた検査です。これまでお話してきたように全身麻酔で手術をするわけなんですが、全身麻酔をしても大丈夫かどうか、心電図検査、レントゲン等のデータを取った後に麻酔担当医からの問診等、色々やりました。大体すべての検査と診察が終ったのが夕方17:00くらいです。その後は19:00夕食→入浴(シャワー)→21:00消灯という感じでした。夕飯のメニューはカレーで、病院食は味が薄いとは聞いてましたが、許容範囲内の味付けです。熱量は700kcalと結構あったような気がします。

夕飯が終ったらあとは寝るだけですのでかなり暇でした。有料制のテレビもありましたがスマホを持って行ったので、ひたすらネットニュースとTwitterしてました。消灯に関しては21:00と書きましたが厳密運用ではなく、その日その日で10~15分程度のムラがあり、担当さんの感覚次第みたいでした。

私が割り当てられた部屋は4人部屋(無料)でしたが、結構重い病気を患っている方がいらして夜間でもナースコールが結構鳴ってました。看護師さんが「今日も休憩は取れないかも~」と言いつつ作業されていたのを鮮明に覚えています。

こんな感じで入院1日目の夜は過ぎ、実感が湧かないままに翌日は手術です。

その4へつづく。


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