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かくれんぼで見つかった嬉しさ「癒しと安らぎの環境賞2024」を受賞しました

12月8日(日)、快晴の東京赤坂にて「癒しと安らぎの環境フォーラム2024」が開催されました。このフォーラムでは、毎年表彰式とチャリティコンサートが執り行われており、当院の病院長が表彰台にて表彰状を授与されました。

12月8日 サントリーホールにて 「癒しと安らぎの環境フォーラム2024」 授賞式の様子
当院を含め5施設が受賞。(右端:河原林病院長) 

癒しと安らぎの環境賞 とは

「癒しと安らぎの環境賞」とは、医療・福祉施設等へ美術や音楽等の芸術活動を取り入れ、その施設が癒しと安らぎの場になっていることを顕彰(けんしょう)するものとのこと。日野原重明先生を名誉会長、岩﨑榮先生を会長として、髙久史麿先生、写真家の稲越功一氏、建築家の安藤忠雄氏、東京大学教授の長澤泰先生ら20名の実行委員と共に開始されたそうです。20年前のその創設の信念を想うと、社会に希望を感じます。

「顕彰」という言葉

けんしょう、とは隠れているよいことを明らかにあらわすという意味で、この言葉が私はとても嬉しかったです。当院はいわゆる「イイコトシテマスネ」と言われることを、上手に広報するのも不得意。隠れるつもりないけど、露出する余裕もない、情けないけど、ただひたすら目の前のことに対峙し実行してきた感があります。(アートの活動も、本体業務の医療も。)「良いことは隠れてしなさい」と、私は親に教わって育ちました。「良いこと」をして褒められるとその時点で、良いことの対価を得てしまう。次第にその対価が目的になる。「良いこと」の純度が保てない。だから、「良いことほど隠れて行いなさい」と。それって意外と難しい。私は「見てみて!」と、そう言いたくなります。

幼い頃のかくれんぼ。ずっと見つけられなくて、ひとり隠れているとみつかった時に嬉しかったこと、ありませんか。私は顕彰という言葉が何よりも嬉しく、アートセクションのチームのみんなは元より、職員スタッフにこの言葉の嬉しさを報告したいです。

見つけてください

私たちはきっと、これからも忙しくてあまりアピール上手ではないと思います。この記事を見つけてくれた貴方にスタッフ一同、感謝申し上げます。

【文】
むろやん (耳原アートセクション運営メンバー / チーフアートディレクター)


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