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バレンタインデーに聴きたい曲たち♫

今年もバレンタインデーが近づいてきました。昨年のバレンタインデーは日曜日でしたが、今年は月曜日。休日よりウィークデーの方がチョコの売上げが大きいと聞いたことがありますが、コロナ禍でそんなバレンタインデーを取り巻く環境も一変したことでしょう。それでは今月もいってみましょう。

My Funny Valentine 〜  デイヴ・クルージン
スタンダードナンバーとして有名なこの曲、いろいろなアーティストによってカヴァーされていますが、お馴染みAORマスターのデイブ・クルージンが映画「恋のゆくえ」のサウンドトラックとして制作しました。ボーカルはなんと「恋のゆくえ」で主役を演じたミッシェル・ファイファーが自ら歌っています。映画のサントラに相応しい、シンプルだけど贅沢な雰囲気が漂っていますね。この曲でグラミー賞も受賞しています。

 My Funny Valentine 〜 Chet Baker
こちらはJAZZトランペッター、チェットベイカーが自らボーカルを担当するMy Funny Valentineです。ミッシェル・ファイファーのバージョンとはまた違う、男性ならではのムーディでJAZZYなイメージの漂うナンバーに仕上がっています。
チャットベイカーは1988年に58歳でホテルから転落死、原因はよく分からないそうです。最近、似たような事件が日本でもありましたが、優れた才能を持つ彼らは神様に呼ばれやすいのでしょうか。

My Funny Valentine ~ ビル・エヴァンス
1962年にギタリスト・ジム・ホールとのDUOとしてリリースされたアルバム「Undercurrent」からの選曲です。男女ボーカルに続いてインストルメンタルナンバーでのご紹介。本来、My Funny Valentineでの「バレンタイン」は女性の名前で、決して美人でないけど可笑しい彼女、みたいなニュアンスなのですが、明るくコミカルな雰囲気が曲調にもよく表れていると思います。

マイ・ヴァレンタイン 〜 ポール・マッカートニー
ポールが2012年にリリースしたJAZZスタンダードナンバーを中心としたアルバム「Kisses On The Bottom」の先行シングルとしてリリースされたナンバー。これはオリジナル曲です。ポールが3人目の奥さん(!)、ナンシー・シェベルのことを歌った曲だそうです。

Valentin's Days  〜 リンキンパーク
2007年にリリースされた「ミニッツ・トゥ・ミッドナイト」に収録のナンバー。失恋の歌ですが、キャッチーなメロディが心地よいです。リンキンパークのイメージからはちょっと意外なナンバーかもしれませんね。2016年のリードボーカルのチェスター・ベニントンの自殺は衝撃的でした。

Tear's Don't Fall 〜 ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン
こちらは曲名でなくバンド名にヴァレンタインが入っているのが選曲理由です。それにしても凄いバンド名ですね。2005年にリリースされた1stアルバムからの選曲です。攻撃的なナンバーが多い彼らですけど、メロディラインはなかなか綺麗です。アクション映画のエンディングなんかにマッチするんじゃないかな。

Gimme Chocolate!! 〜 Scott Bradlee's Postmodern Jukebox
バレンタインといえばチョコレート、チョコレートに関する曲を探していた時に偶然見つけました。お馴染み日本を代表するメタルダンスユニット、BABYMETALのヒット曲をカヴァーしています。このPostmodern Jukebox、ヒット曲をオールディーズ風アレンジで演奏することで有名なんだそうですが、アレンジに嫌味がなく実にナチュラルな1920〜30年調のギミチョコに仕上がっています。これはルームでも好評価でした。原曲と合わせてその違いを楽しむのも面白いかも。
本家BABYMETALの方は、世界的なパンデミックの影響でドームや野外の大規模ライブが開催出来ずに活動休止中のようですが、是非また彼女たちの勇姿を観たいです。

There will never be another you 〜 小野リサ
バレンタインをタイトルやバンド名に持つ曲以外にも、今回、情熱的な愛の歌を何曲か選んでみました。この曲もスタンダードナンバーとしてはお馴染みの曲ですが、ボサノバアレンジが素晴らしくて、また違った魅力のある曲になっていますね。

Feel Like Making Love  〜 小沼ようすけ
代表的なソウルナンバーです。情熱的な歌詞でこれも様々なアーティストが演奏していますが、ここはマニアックにテクニカルで叙情的なジャズギタリスト、小沼ようすけさんのナンバーを取り上げてみました。複雑なアレンジの多いジャズミュージシャンの中にあって、マニアックな要素はしっかりと抑えつつも、原曲のメロディに忠実でとてもこの曲の素晴らしさがよく伝わってきます。

Some Day My Prince Will Come 〜 アール・クルー
邦題「いつか王子様が」をバレンタインデーに聴くのもなかなかロマンティックではないでしょうか。アール・クルーお得意のアコースティックのソロナンバーです。もしJoe Passが名盤「ヴァーチュオーゾ」でこの曲を演奏したらこんな感じかな、なんて思いました。

I Love You 〜 ハービーハンコック
JAZZ界のレジェンド、ハービーハンコックが1994年にリリースしたライブ盤で原曲はCole Porter、ここでのハービーはとてもアグレッシブなプレイが聴けます。ハービーのアルバムとしてはマニアックですが、アルバム内のどの曲も攻撃的なソロが展開されていて、JAZZファンにはお勧めの一枚です。

Sweet Sweet Surender 〜 Beck, Bogart, Appice
伝説のロックバンドBBA、バレンタインの甘いチョコレートにかけてみました。歌詞もタイトルに負けない甘いラブソングです。メロディックなサビがたまりませんね。ジェフ・ベックのギターソロも泣いています。スタジオ版としては1972年にリリースされたこの一枚と日本での武道館や名古屋、大阪でのライブを収録したライブ盤1枚で解散となってしまいました。

僕のNotesで書かせて頂いていますが、Clubhouse「Music Casket〜音楽小箱」のプログラムの中で様々な意見や感想や、共同モデレーター・キヨシさんの豊富な知識のお陰で成り立っています。そんな音楽小箱も今回で10回目。いつも支えて下さる皆様に感謝です。また来月も宜しくお願いします。


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