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AirPodsPro2 快適化計画 2 KeyBudz HYPERFOAMを試す

AirPodsPro2の装着感を改善して、長時間心地よく着けられるようにしたいと思い「AirPodsPro2 快適化計画」として連載しています。

連載第二弾は、KeyBudz HYPERFOAMです。
熱適応ポリウレタンメモリーフォーム素材を使い、快適な装着性をうたう製品の実力を確認しました。

前回の記事「AZLA SednaEarfitMAX」はこちら

総評

・肌ざわりのよい快適な装着性
・純正イヤーピースに近い、良好な再生音質
・ウレタン系耳栓のような圧迫感あり

開封・装着

今回はS/M/Lの3種類入ったものを選びました。お値段は4500円とやや高め。
パッケージは、英語がメインの表記になっています。

パッケージ表面
パッケージ裏面

開封すると、しっかりとした取扱説明書が同封されていました。取扱説明書本文は英語なのですが、QRコードから日本語の取扱説明書をダウンロードすることができました。

取扱説明書。 日本語ver.はQRコードからダウンロード。

AirPodsPro2への装着は、若干緩いと感じました。
私のAirPodsPro2の個体差なのか、それとも製品の仕様なのか分かりませんが、しっかり押し込まないとポロッと外れてしまいますし、十分に押し込んだ状態でもイヤーピースが若干回転する状態でした。

交換後は、軽くゆすってイヤーピースが取れないか確認してから、耳に装着するようにしましょう。

AirPodsPro2に装着した状態

装着感レビュー

このKeyBudz HYPERFOAMには、下記の3つの装着方法が取扱説明書に紹介されています。

①コンフォートフィット
②アイソレーションフィット
③アクティブフィット

①→②→③の順に耳穴奥深くに入れる方法になります。
①ではすぐに外れてしまったため、試聴は②で行いました。③はもっと確実に耳穴に固定される方法ですが、圧迫感は感じやすくなります。

②のアイソレーションフィットは、イヤーピースを指で軽く押してから耳に挿入する方法です。20秒ほどでイヤーピースが膨らみ、フィットします。一般的な耳栓と同じやり方ですね。

指でイヤーピースを凹ませた状態

装着感、とくに耳穴での触り心地は非常に好ましいものでした。ポリウレタンメモリーフォーム素材に若干の透湿性能があるのかもしれません。シリコン系素材のイヤーピースで耳穴の痒みを感じやすい私にとって、非常に嬉しい性能です。

このKeyBudz HYPERFOAMは、構成される素材が比較的柔らかいので、耳穴へ奥の異物感(固さ)は控えめです。
前回テストしたAZLA SednaEarfitMAXは心材が固く、この異物感(固さ)が△だったのですが、そうした心配は無用です。

一方で、装着後20秒ほどたつと、メモリーフォームが膨らむ(本来の形に戻り、フィットする)ため、使い捨てのウレタン系耳栓と同等の圧迫感を感じました。
私は気にしないタイプですが、好みが分かれるかもしれません。

試着サイズはMを基準にしましたが、Lにするとより圧迫感は強まる方向でした。 Sサイズは私の耳では抜け落ちてしまったので、MとSの中間があれば…と思ってしまいます。

装着方法次第ではありますが、若干抜け落ちやすいことがありました。正しく装着すれば問題ないので、屋外で使う際は注意しておくとよいでしょう。

音質レビュー

音質は、AirPodsPro2標準イヤーピースを踏襲した帯域バランスになっており、良好です
最低域の伸びは標準イヤーピースに分があるとも感じましたが、概ね違和感のない良好な帯域バランスで、安心して使える製品です。むしろ、程よいボーカルの存在感が得られるという意味では、標準イヤーピース以上のポテンシャルがあるといえそうです。

私はやや緩めに装着していましたが、遮音性も悪くはいため、使い勝手のいいイヤーピースだといえるでしょう。

まとめ

4500円(S/M/Lセット)と、やや高価な価格帯のイヤーピースでしたが、装着感、音質共に良好に感じました。

透湿性のいい素材だと感じたので、夏場も快適に過ごせるかもしれません。今はまだ冬なので、夏が来たら再度レビューしようと思います。

以上

前回の記事「AZLA SednaEarfitMAXを試す

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