ので洋次郎です
今日はライブに来てくれてどうもありがとう。
「ので洋次郎」です。
名前の通り、原因や責任を追求するのが好きです。
確かにあるものを知りたくて、目を閉じた。
確かにあるものを知りたくて、鼻をつまんだ。
確かにあるものを知りたくて、耳を塞いだ。
確かにあるものを知りたくて、腕を縛った。
確かにあるものを知りたくて、口を閉じた。
そしたら、あったよ、今ここに、心が。
裏切られた気がしたのは
信じる心があったから。
寂しい気がしたのは
会いたい心があったから。
怖い気がしたのは
立ち向かいたい心があったから。
退屈な気がしたのは
夢中になりたい心があったから。
奪われた気がしたのは
守りたい心があったから。
恥ずかしい気がしたのは
立派でありたい心があったから。
この悲しさが、この寂しさが、この恐怖が、この退屈が、この喪失感が、この恥があるのは、僕が何かを望んでいたからなんだ。
僕は望むことを望んでいるのか?
僕は生きてる。
生きるとは、何かを望むことだ。
何かを望まずには生きていられない。
僕は望むことを望んでいるんだ。
僕は死ぬと決めた。
死ぬことは、何も望まないことだ。
何かを望んでいては死ぬことはできない。
僕は望まないことを望んでいるんだ。
僕はどうしても望むことをやめられない。
僕は望むことをやめたくないと思っているんだ。
確かなものを見つけたよ。
鈍くとも輝くものを見つけたよ。
愛しいと思えるものを見つけたよ。
みんなも同じだったらいいと思った。
そしたら、だって愛しいと思えるから。
みんなも僕と同じなの?本当のところ。
わからない。
未来はどうなの?本当のところ。
わからない。
過去はどうなの?本当のところ。
わからない。
わかることを探した。
夜空に輝く星を見つけた。
僕は思い出した。
確かなものを思い出した。
愛しいと思えるものを思い出した。
何もわからないけれど、ひとつだけわかることがあるのを思い出した。
他に何もないけれど、今ここに心があることを。
望んでいることを。
望むことを望んでいることを。
僕が僕をやめられないことを。
僕が僕を諦めたくないことを。
僕が僕でいられることを。
僕が僕でいられた時、世界が輝くことを。
君が君でいてくれた時、世界が輝くことを。
そうだ。
世界とは、僕の心が作り出していたのだ。
他人とは、未来とは、過去とは、僕の心が作り出していたのだ。
僕の思い通りにならないこの世界は、僕の思った通りにできているんだ。
本当の普通なんか、どこを探してもない。
本当の特別なんか、どこを探してもない。
本当の美しさなんて、どこを探してもない。
本当の醜さなんて、どこを探してもない。
本当の君なんて、君の本当なんて、どこを探してもない。
答えは自分の中にあったんだ。
本当で何が良い。
嘘で何が悪い。
出来事に良いも悪いもないのだ。
運命に左右されるなんて、馬鹿げた話だったんだ。
本当は追い求めるものではなく、自分で作り出すものだったんだ。
嘘は疑うものではなく、自分で作り出すものだったんだ。
全ては僕の心次第だ。
僕が笑えば、世界も笑う。
僕が泣けば、世界も泣く。
僕の心次第で、世界はその色を何色にも変化させるんだ。
そうだ。
この世界は僕のものだったんだ。
そう心の中で叫んでみても、やはり、僕は求めてしまう。
求めてしまうんだ。
わかりたいんだ。
君を。
本当の君を。
君の本当を。
だから。だから。
僕は、この目を使って、この鼻を使って、この耳を使って、この口を使って、この腕を使って、君を、本当の君を、君の本当を必ず見つけ出すよ。
そして、最後に使い損ねた陰茎を君に切ってもらうことで繋がろう。
そして、僕はこう言おう。
「この世界は僕等のものだ」と。
もし、誰かがそう言うならば、僕はこう言おう。
この目を、この鼻を、この耳を、この口を、この腕を使って、必ず君を、本当の君を、本物の痴女を見つけ出すよ。
そして、最後に使い損ねた陰茎を君の中に挿れさせてもらうことで繋がろう。
そして、君に言ってもらおう。
「いっぱいでたね」と。
そんな気持ちを書いた歌を歌います。
聞いてください。
有チン論。
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