SHINeeの結成15周年を迎えて
シャイニーを好きだった期間は、たった5年間なのに人生を共にしたという感覚がある。
こんなにも遠い距離に生きているのに、たくさんの影響を受けて、たくさんのものをもらった。
いつも新しいものを見せてくれたし、ひたむきに物事に取り組む姿勢に憧れた。夢は叶うということを教えてくれた。頑張っている姿を見るのも、上手なダンスや歌も、応援すること自体も、全てが誇らしかった。
シャイニーの音楽だけじゃなくて、マイケルジャクソンやR&Bなど彼らが好きだったものが、私の人生の基礎になっていると思う。
私の好みそのものが彼らだから、今でも一緒に生きていると感じるのだろう。
シャイニーのことで喜んだり、笑ったり、悲しんだり、怒ったり、焦ったりした。他人の事なのに、一生懸命になれるのが楽しかった。そしてなにより、5人の固い絆の一員になれたようで嬉しかった。
シャイニーワールドやSMTOWN、その他イベント等で何十回とシャイニーに会いに行った。
思い出せないコンサートは1つもないけど、一番印象に残っているのは、初めての東京ドーム初日とジョンヒョンが亡くなってから初めての京セラドーム公演初日。
どちらもシャイニーとファンは涙を流していた。
前者はシャイニーの夢が叶ったことが嬉しくて泣いて、後者はジョンヒョンがいないことに泣いた。
シャイニーと5万人のファン全員が声をあげて泣いていたのを覚えている。あの場で涙を流していない人はいなかった。
4人での初めてのコンサートを最後に、私はシャイニーをみることをやめた。4人が痛々しくて、みているのが辛くなったから。
まさかこんな形で好きを手放すとは思わなかった。とても情けない。1番応援すべきときに応援できなかった。
それでも、シャイニーは離れていったファンの幸せを願ってくれている。
私が心の底から思うのは、ただシャイニー全員が未来永劫、穏やかで、幸せでありますように。これからどんな些細な悲しいことも辛いことも起こりませんように、ということ。そしてこれからもずっとこの気持ちを抱えて生きていくと思う。
家族でも友人でもない他人の幸せをここまで願えるなんてどんなに幸せだろう。
そんな永続的な幸せをわたしに与えてくれてありがとう。
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