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-スロベニア- プレクムルスカ・ギバニツァ ”多様性” 絶品スイーツ

スロベニアで食べた、ギバニツァというお菓子が感動のおいしさだった。
特にスロベニア北東のプレクムリエ地方のものをプレクムルスカ・ギバニツァと呼び、断面がモザイクのように美しいお菓子である。
ほどよい甘さのりんごとシナモンの香り、カッテージチーズの爽やかな酸味、くるみとポピーシードの香ばしさ。
それはそのままこの地方の多様性を象徴しているかのよう。

ユーゴスラビア。

7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字、1つの国家と言われたモザイクのような国。
80年代〜90年初頭にユーゴスラビアを旅行した人たちは皆、しみじみと
「ユーゴスラビアは本当に素晴らしい国だった」と語る。
民族・宗教・言語関係なく、人々がいろんなところで交流し、いろんな文化が混じり合っていた。冬でも太陽がいっぱいのアドリア海、アルプスに繋がる険しい山脈、森林の中の真珠のような湖、美しい洞窟を残した川や滝、遺跡や聖堂、こんなに変化に富んだ自然と文化が一つの国で味わえることができた。

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戦争を経てバラバラになってしまったユーゴスラビアの国々。
現今、移民排除を掲げる国の代表たち。
自分たちと異なる信念を持つ者への不寛容と干渉。

それは発展と呼んでいいのだろうか?


プレクムルスカ・ギバニツァ のレシピ

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こちらを参考にしました。
具(フィリング)は4種類、別々に混ぜます。
ペイストリー生地をよく混ぜて薄く伸ばし、型の一番下に敷き、ポピーシード、(間に生地)りんご、(間に生地)カッテージチーズ、(間に生地)くるみ(間に生地)交互に重ねていき、(重ねるごとに生地に溶かしバターを塗ります)これを2回繰り返します。
最後に生地をのせ、溶かしバター、サワークリーム(塗りにくければミルクでのばす)。175℃で1時間オーブン焼き。
※このフィリング量に対してペイストリー生地が少ないと感じました。相当薄く伸ばさないと足りません。それがキモなのかもしれませんが。(写真のは一回しかできませんでした。上にココナツをかけています)元ページ分量そのまま書きましたが、フィリング量は半量でもいいぐらいかと思います。

ペイストリー生地
小麦粉 300g
ぬるま湯 大さじ3
ワイン 大さじ2
砂糖 大さじ1
塩 少々
油 大さじ2
溶かしバター 大さじ2

1・ポピーシードフィリング
ポピーシード(粉)400g
砂糖 200g
シナモン 少々
ホットミルク 1カップ

2・りんごフィリング
りんご(荒くおろす)500g
砂糖 200g
シナモン 少々
レモン皮 すりおろし 少々
レモン汁 大さじ1

3・カッテージチーズフィリング
カッテージチーズ 500g
サワークリーム 300cc
卵 1個
砂糖 200g
ラムに漬けたレーズン 大さじ2
バニラ 香りづけ

4・くるみフィリング
くるみ(粉)500g
砂糖 200g
シナモン 少々

多様性ばんざい





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