産後ケア(デイケア)って何するの?
こんにちは。
仙台市・オンラインで育児相談室をやっています。
育児相談室Mimiです!
産後ケアのデイケアや新生児訪問を月に20件程度
しています。
今までたくさんの赤ちゃんやお母さんにお会いして
きました。
私は主にデイケア(仙台市では6時間)を行っていますが、
「どんなことをするのか分からなかった」
「早く使ってみればよかった」
とよくお母さんから言われます。
産後ケア施設によってできること、
内容は違うと思うのですが、
私が参加している施設での産後ケアについて
書いていこうと思います。
ご自身の要望を伝えれば、対応できることは
対応してくれると思うので、
伝えてみてくださいね(o^―^o)
1.到着したら
まずはお名前や出産した病院、お誕生日などを
記入用紙に書いてもらいます。
母子手帳と産後ケアのチケットを預かります。
ミルクと母乳の様子についても聞きます。
デイケア中に、いつくらいに授乳の時間になるか、
またはミルクの時間になるか、予想するためです。
赤ちゃんの普段の様子についても教えてもらいます。
「そろそろ眠いのかな?」
「何でグズグズしているのかな?」
ということを予測するためです。
6時間も一緒に過ごすので、赤ちゃんにも
できるだけ快適に過ごしてほしいですからね(⌒∇⌒)
その後、本日のご要望について伺います。
例えば
・赤ちゃんの沐浴
・お母さんが入浴するかどうか
・相談事はあるか
・乳房ケアの希望があるか
などを教えて下さい。
できるだけ、うまくスケジューリングして
お母さんを休ませてあげたいし
ここに来てくれたタイミングで
疑問に思っていることを解決して
すっきりして帰ってもらいたいので♪
2.休息
私の勤めている施設では、
お母さんが「休みたい!」と希望されることが多いので
大体のお話を聞いたら、リラックスウェアに着替えて
眠ってもらいます。
もちろん、眠らなくてもOK。
読書してもいいし、スマホ見ててもOK。
大事なことは、お母さんが張り詰めた状態から
フッと力を抜いてくれること。
赤ちゃんと24時間一緒にいる生活は
いつもどこか心の糸が張り詰めていて
実はあまりちゃんと休めていません。
特にマンツーマンで赤ちゃんと過ごすお母さんは
何か小さな物音でも気になって、すぐに起きてしまう
ことが多いはず。
誰かにまかせて、赤ちゃんの姿が見えないところで
休めば、ぐっと疲れの取れ方が違うはずです。
しかも助産師が赤ちゃんをみています。
だから安心できた♪と言ってもらえることも
多いです(^▽^)/
3.授乳
母乳をあげている方は、タイミングが来たら
声をかけます。
ミルクの方は、助産師がミルクを飲ませます。
「うまく授乳ができているか不安」
「赤ちゃんの体重は大丈夫かな?」
「ミルクの足す量はこれでいいのかな?」
そういった相談もまかせて下さいね♪
ちなみにミルクは備品として用意されていますので
持っていく必要はありません。
オムツも準備されています。
赤ちゃんの着替えは持参してもらっていますが、
施設によっては、これも準備されていることも。
オムツやミルクのメーカーにこだわりがある方は
持参しましょう。
赤ちゃんが嫌がらないようなら、お預かりした
離乳食をこちらであげておくことも可能。
4.相談
相談がある方は、授乳しながら相談しましょう。
もし赤ちゃんの月齢的な問題で
話し声がすると赤ちゃんが集中できない場合は
(おおむね3カ月以降~)
別のタイミングでお話ししましょうね。
時間はまだまだあるので大丈夫!
「赤ちゃんの生活リズム」
「夜泣き」
「ミルクの足し方」
「離乳食を食べない」
などいろいろな相談をお受けしています。
5.昼食
このあたりで大体、お昼ご飯の時間です。
手作りの野菜中心メニューなどを食べてもらいます。
リクエストにお応えすることもあります!
以前もらったリクエストは…
・パンケーキ
・シーフードパスタ
・クリームシチューなど♪
パパがあまり好きじゃないので、
ここで食べたい!とリクエストをもらう
こともあります(o^―^o)
いつも
・肉か魚のおかず
・その他小鉢2.3品
・ごはん(炊き立て、おかわりOK)
・味噌汁
という感じで準備しています。
料理の腕に関しては自信はないですが、
大体の方に
「久しぶりにバランスのとれたごはん
を食べられた!」
「手のかけた料理を、久しぶりにゆっくり
食べることができた!」
と言っていただけることが多いです。
(クッ〇パットみて作ってるから、
そこまで失敗はないはず(笑))
いつも赤ちゃんを中心に生活している
お母さんたちは、ランチは適当に済ませてしまう
ことが多いのではないでしょうか。
おまけに途中でグズグズし始めたりして💦
私も産後のランチは納豆ご飯か
調理パンとか。
下手するとチョコパイとか食べてました!
(だって、本当に時間がないんだもの…)
産後ケアは
「プチ里帰り」と考えても
いいかもしれません。
お金払ってるので、
実家と違ってある意味気遣い不要!(笑)
6.乳房ケア
必要な方には乳房ケアをします。
特になんともないし、別に大丈夫!という
方はスキップで大丈夫。
7.また休息
大体1時間~1時間半程度は
午後にまたお休みすることができることが多いです。
もちろん相談したければ相談してもいいし、
ただ単に話したい!それもOK。
8.入浴
ママの入浴をしてもらいます。
誰にもさえぎられることなく、
ゆっくりお入りください!
あせって出てこなくて大丈夫です♪
9.帰宅の準備
そんなこんなで夕方になります。
赤ちゃんの沐浴を頼めば、お帰りの時間までに
赤ちゃんのリズムを見ながら、入れておきます。
体重もはかれるので、母子手帳に書きます。
10.お支払い
私の勤務している施設では
現金払いだけとなります。
(仙台市は6時間3200円となります。)
母子手帳を受け取って帰宅♪
⛄⛄⛄⛄⛄⛄⛄⛄⛄⛄⛄⛄⛄⛄⛄
こんな感じでデイケアの1日は過ぎていきます。
もうあっという間に夕方。
利用していただいた方には
「ゆっくり休めた♪」
と言っていただくことが多いです(^▽^)
施設によっては、他のお母さんたちと
交流するスペースがとられていたり、
そのところどころによって違うようです。
もし予約がとれるようならば、
いろんな施設に行って
お試ししてみるのもいいかもしれません。
デイケアの枠はあまりたくさんないので、
心苦しい気持ちもありますが
1人でも、少しでも、お母さんたちの
すこやかな育児のお役に立てれば・・・と
思うばかりです。
【仙台・オンライン】育児相談室Mimi