哀れな小学生時代
小学生の時のお誕生日プレゼントは「志村けんのだいじょうぶだぁ Blu-rayセット」だったくらいお笑いが大好きだった。
小学校の同じクラスの中で他にもお笑い好きだったTちゃんがいたんだけど、その子はすごく目立つタイプでクラスに"お笑い係"というものを作った。
もう1人友達を入れて毎日帰りの会でネタを披露して、楽しそうなお笑い係がすごく羨ましかった。
Tちゃんに私もやりたいと伝えたら、「いいよ〜!じゃあ今日の帰りの会でネタやるから一緒に入りなよ〜!!」と快く入れてくれてすごくワクワクしてた。
いつもTちゃんがネタを書いてきて、セリフや動きをもう1人の友達に教えてるのを見てたから「私のセリフは何だろうなあ♪」って胸を躍らせて待ってた。
帰りの会の直前「じゃあ最初は先生の机の下に入って隠れてて!途中で呼んだら出てきてね!」って言われたから、
いよいよネタが始まる時に、どや顔で私も立って教壇の下にもぐった。
お笑い係のネタが始まった。
教壇の下で自分の番を今か今かと待っていたんだけれど、どれだけ経ってもなかなか呼ばれない。
あれ?まだかなあ
10分くらいネタを聞いていたかなあ。
「以上です。ありがとうございました〜♪」
?
お笑い係のTちゃんたちは何もなかったかのように自分の席につき、先生に「何してるんですか?」と言われた私は、教壇の中から何もなかった顔で出て自分の席に戻った。
私の人生は常に哀れ。