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ただの一般人がある日突然、サッカー界のレジェンド相手にMCをした話

コロナ状況下で私にもできることは何かないかな、と思っていた時にお声がけいただき、「シンビジオンライン」というオンライン番組の企画に参画させていただくことになりました。
毎回激アツなビジネス界のレジェンドをお招きして、その人の使命感や、パワーの源泉が何なのかなど、お話を伺う番組です。裏方かな、と思ったらまさかのMC⁉︎抜擢で、久しぶりに震えるほど緊張したけど、挑戦してみてよかった!!と思ったので、その内容を書きます。

この記事は5分程で読み終わります

「シンビジオンライン」の概要

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発起人はNTTドコモや複数の会社で顧問などもされている、スーパーイノベーターこと、沼田尚志さん。コロナの影響でそれまでずっと行っていた対面でのビジネスマッチングができなくなったことをきっかけに、オンラインで人を熱くできるようなコンテンツを発信しようと生まれました。ゲストが毎回本当に豪華で、でも、自分でもできる部分があるとエンパワーされるイベントなので、よかったらぜひ見てみてください♪ 今は週に3回、火曜、金曜、日曜の21:00〜22:30にコンテンツを配信しており、動画は過去のものも編集して見やすくなって配信されています。(もうすでに30回先まで豪華メンバーの参加が決まっています!)

本番までのいきさつ

以前から知り合いだった沼田さんから、ある時「この企画手伝わない?」と声をかけていただきました。上記のコンテンツ配信を始めたのは伺っており、コロナ状況でも人を元気付ける内容に共感していたので、二つ返事で「やります!」と答えました。
「ところで何を?」
「配信系と、MC」
え、MC……⁈ ひぇーーー‼︎ と内心なるのですが、やると答えてしまっていたので、まぁなんとかなるっしょと引き受けました。

そして放送前日から私は焦り始めます。
あれ、やばいぞ、MCって何しなきゃいけないんだろう…
ゲストの鈴木啓太さんめちゃ有名な方そうだぞ…(震え)
焦った私は鈴木啓太さんが所属していた浦和レッズファンの友人に電話して、どんな人か教えてもらいました。

▼ヒアリング内容

・浦和レッズファンには知らない人はいないレジェンド
・とってもしっかり受け答えが出来る人
・チームのためを考えて全力で走っていた人望の厚い人

そこからありとあらゆる記事を読み漁り、どんな方なのか、どんなことをしていて、何を考えているのか、見える限りの情報を集めました。
台本もざっくりしたものしかなく、私が経歴紹介するのですが、それも私が独自で作る、ということだったので、様々読んでまとめました。

▼鈴木啓太さんの経歴(Mimiによる勝手なまとめです)

サッカーの盛んな静岡県清水市で生まれ、幼い頃からプロ選手になることを目指して練習されていました。2000年に東海大翔洋高校から浦和レッドダイヤモンズに加入され、2001年にJリーグ初出場を果たすと、抜群のスタミナと危機察知能力を駆使し、ボランチでレギュラーに定着。
チームの中心選手として2006年のJ1リーグ年間優勝、2007年のAFCチャンピオンズリーグ制覇に貢献しました。ベストイレブンにも2度輝くなど、16年間、浦和一筋でプレー。日本代表では国際Aマッチ通算28試合に出場。イビチャ・オシム監督から高い評価受け、同監督が指揮を執った期間、唯一全試合にスタメンで出場されました。
引退後、セカンドキャリアとして、アスリートを健康面で支える実業家に転身されました。2015年10月、引退の少し前に、自身が現在CEOを務めるAuB株式会社を創業。腸内細菌をベースにアスリートのコンディションをサポートし、スポーツ界に還元したいとの思いからでした。またアスリートのみならずAuB研究で得られた知見を基に一般の方々がいつまでも元気に楽しく過ごせるからだと心作りに還元したいとの思いもあるそうです。ご自身の人脈を生かし、アスリートに便をもらえるようお願いし、また4年もの利益の出ない苦しい研究期間を経て、現在Aub Baseという腸内環境を整えるサプリを開発されました。
その華麗なキャリアの転身はFobes Japan Sports Business Award 2019にてキャリアデザイン賞が授与されました。

たくさん悩みましたが、無事まとまったのでよかったです。
その他にも質問を考えたり、様々出来る限りあがきまくりました。

ついに本番!

そんなこんなでガタガタしている間に本番になりました。本当にバカみたいに緊張していたのですが、鈴木啓太さんとお話してみたら、とてもしっかり話される方で、私が至らない質問にも先回りして答えてくださりとても救われました。1時間半もあったのですが、あっという間に終わりました。
素敵なお話がたくさんあったので、一部抜粋してお伝えします。

▼感動したフレーズ(ニュアンスだけでそのままではないです)

「できるできないじゃない、やりたいか」
「失敗したって決めるのは自分。選んだ道を自分で成功にさせる」
「周りはみんなできないって言ってた。でも仕方ない、自分が気づいてしまったからやるしかない」
「いつかファンに、サッカー界には恩返ししたい」
「一定レベルまでは努力。上位に入ったらポジショニングが大事。チームにとって必要な選手になろうとした」
「自分にしかできないと思った」
「穴に入りたいくらいの失敗をした。でも僕は生きてる。失敗したって死ぬようなことはない。」

お話を伺う上で、緊張していた私も、どんどん熱くなって、「そうか!自分は自分で失敗を作っていたのか!」とか「できないで考えてしまっていたけど、やりたいことならたくさんあるから、自分もやってみないと!」と最後にはメラメラ湯気が出ていました。(実は配信が終わってからもたくさんお話を伺い、眼から鱗の言葉をたくさん浴びて、心が洗われたと同時に、自分も負けてられない!とパワーをもらいました。)

だった1時間半の対談でしたが、私自身も変われるところがある、変わらなきゃ!と思えたので、もしそういったパワーが欲しいなと思う方は試しに見てみていただけると嬉しいです。


おまけ MCをさせていただいて分かったこと

挑戦してみたからこそわかったことを備忘のために書いておきます。

事前準備が非常に大事
どんな方なのか、どんな経歴でどんなことに興味があるのか、どんな話し方なのか、などインプットできるものはインタビュー記事や経歴紹介、Twitter、インスタグラム、Youtubeなど様々確認させていただきました。そこから聞きたい内容や、話してもらいたいポイントなどを書き出します。あまりにも不安だったので、ざっくりとした台本に自分的にこのコーナーで聞くことなどを箇条書きで書き出し、番組のイメージを作りました。(実は視聴者のペルソナまで作って考えていました笑)
それをしないと何が起こるかっていうと、自分が不安すぎて本番でうまく話せなくなってしまうということだと思います。今回はかなり予習させていただいたので、どんな流れでも聞くべき点が思い浮かべることができました。この準備は今後も続けようと思います。
ちなみに良かったのは、浦和レッズのファンである友人に雰囲気を聞けたことです。それによりその人の雰囲気などが分かり、安心しました。もし可能なら事前にどんな人か知っている人に聞いてしまうのが良さそうですね。

うまくやろうとするのではなく聞くことに徹する
うまく話そう、番組を滞りなく進めよう、とすると力んで、一番大事なゲストのお話に対して上の空になってしまいます。なので途中からは純粋にゲストのお話だけに集中し、考えてきた質問事項などは見ずに会話をするようにしました。幸い、鈴木啓太さんはとてもお優しい方で、拙い私のコメントでも先回りして回答してくださったりして、非常にやりやすかったです。

主役はゲストだけど、MCも話す必要がある
当たり前なのですが、主役はゲストなので、MCは目立たないこと、が大事だ思っていました。しかし、これまでの会のMCの方のやりとりなども見た結果、ゲストが話しやすくなるための話題提供としてMCの話も非常に大事だなと気づきました。今回は、目立たないように、自分のことはあまり触れず、ゲストの話ばっかり話していましたが、自分の感じたことや、日々の業務のことなのど、うまく織り交ぜながら話せるようになりたいと思いました。日々もっと様々なことを感じとる幅を広げて、それをうまく伝えられるようnoteのような発信を心がけていきたいです。

裏方にたくさんの人がいて、番組を支えている。
これも当たり前ですが、自分でやって見て改めてありがたみを感じました。オンライン番組ですが、裏方に30人以上の人が関わっています。動画配信、ビデオ編集、ゲスト、マーケティング、字幕付けなどで、皆さん無償で何かこの状況下で役に立ちたいと参画しています。その人たちは番組の素敵なエンドロールで紹介されています。私の場合は、裏で島田さんという番組のプロデューサー?さんに勇気づけてもらったりしていました。


以上です! 長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

私は多分深く考えるより、どんどん新しいことにチャレンジしてみる方が向いていると思うので、これからも面白そうだなと思ったことには飛び込んでみようと思います!

自分でもいつか発信する側になりたいな。

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