今日のみかちゃん 1/16/22

寅さんを発見した時
寅さんの事をこの歳になって知った。日本で生まれ育ったから若い時よく寅さんの映画のポスターを見た。でもそんなのはお婆ちゃんの時代の映画だろうと思い込み全く興味なかった。
その上、恥ずかしい話、かぶれるほど欧米文化に憧れてそっちの方ばっかり見てた。結局若くして日本を後にして数十年。

2年程前日本行きの飛行機の中で機内食の幽玄煮というものを食べて感激した後、さて映画でも見ようとメニューを物色。洋画はもうすでに観ていた物がほとんどだったので、滅多に観られない日本の映画をと思い探したら、寅さんのシリーズを見つけた。

正直全く期待はしてなかった。ところが映画が始まった途端に脳が私自身の思い出横丁を歩き出したではないか。
ユーモアも想像以上に面白く、時には声を上げて大笑いしてしまったほど。
もちろん映画のインテリア好きのは私だから背景にある調度品や小物、食器まで見入って充分楽しんだ。

年を重ねてくると昔の事が100倍よく見えて、懐かしくなる。よく昭和レトロなどのデザインを見るが、それらの色やデザインの物を見た途端に昔住んでた家、テレビやレコードプレーヤー、おばあちゃんやおじいちゃんの顔、テレビ番組のテーマソングなどが脳内にパーーんと湧いてくる。

その後家に帰ってからもYoutubeで立て続けにシリーズを観て寅さん映画の魅力を堪能した。

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