済州島(チェジュ島)/タクシーチャーターで行く西帰浦エリアの雨の日モデルプラン
日本語タクシーチャーターを利用した、西帰浦エリアの雨の日モデルプランを紹介します。(雨の日でもなんとかなるモデルプランという表現が正確かもしれません)
バス網は発達しているものの、バスに不安がある、時間のロスなく回りたいという方にはタクシーチャーターがおすすめ!
今回は城邑民俗村、正房瀑布(ジョンバンポッポ)、西帰浦オルレ市場、天地淵瀑布(チョンジヨンポッポ)、アルテミュージアムを回りました。
済州島(チェジュ島)のおすすめ日本語観光タクシーチャーター
今回はこちらの日本語対応の観光タクシーを予約しました。
メールアドレスに空き状況の問い合わせ後、料金や待ち合わせの時間と場所(私たちはホテルのロビー)の確認、行きたい場所をいくつか伝え、予約が完了。
すべて日本語でやりとりでき、返信もすぐにもらえるのでありがたいです。
9時~17時までの8時間利用で160,000ウォン。円安でHPの記載とは料金が少し違うようです。料金は現金(ウォン)で当日のお支払いです。
ホテルには予約時間の10分ほど前に迎えに来てくれました。
一日お世話になる運転手さんは朗らかな表情が印象的なキムさん。
ちなみに「運転士さん」は韓国語で「キサニム」。漢字にすると「技士様」です。なんだか専門職っぽい言い方でかっこいい。
キサニム!と呼びかけるとしっかり振り向いてくれました。(ちょっと嬉しい)
昔ながらの暮らしぶりを感じられる「城邑民俗村」は現地説明が充実
事前にお願いしていたスポットではないものの、まずは城邑民俗村へ行きましょうとキサニム。
島の東部にある民俗村は目的のスポット(島の南部~西部)から遠いため、行けないと思っていました。
新済州から城邑民俗村へは約50分のドライブ。途中、チェジュ島に住んでいる方の高い車所有率や、道路事情(バス・タクシー専用レーンあり)、キムチは家で作らず買ってくるよ、などキサニムは色々教えてくれます。
城邑民俗村では、村に住んでいるおばさんが30分くらいかけて、チェジュ島の伝統的な生活について解説をしてくれました。博物館の館内ガイドツアーのような感じです。
旅行の4日間を振り返ってみても、民俗村はかなり上位にランクインする印象的なスポットになりました。チェジュ島にはモンゴルの文化が残っていること、栄養豊富な馬を食べる習慣など、初めて知ることが多くて良かったです。
韓国唯一の海に落ちる滝「正房瀑布(ジョンバンポッポ)」
城邑民俗村からタクシーで走ること40分。
海に直接落ちる滝は東アジアでも珍しいそうで、言われてみれば日本でも滝といえば山の中ですね。
入場料2,000ウォンのチケットを買い、滝へ続く階段を下りていきます。
キサニムも私たちを案内しながら一緒に入場。(キサニム分のチケットは買ってなかったけれど、入り口で係の方に止められることはなく)
雨でぬれた石がとても滑りやすく、滝に近づくのも一苦労。
キサニムは私たちのツーショット写真と夫の個人写真(笑)をアングルにこだわりながらたくさん撮ってくれました。
正房瀑布(ジョンバンポッポ)の所要時間は20分くらいです。
滝は韓国語で「ポッポ」。なんだかかわいい。
しかしあまりの迫力に、目の前に見えている滝が「ポッポ」と言われても…という感じです。
西帰浦オルレ市場にて昼食!のはずがランチ難民に
次の滝、天地淵瀑布(チョンジヨンポッポ)を見て、そのあと13時くらいにごはんを食べましょうか、と提案してくれるキサニム。
しかし私の空腹はもう限界。窮状を訴えるため、ここだけ韓国語で「ペゴパヨ!(おなか空きました!)」と言うと、キサニムはめっちゃ笑って、西帰浦オルレ市場へ連れて行ってくれたのでした。
天地淵瀑布(チョンジヨンポッポ)から西帰浦オルレ市場へはタクシーで15分ほど。事前に調べた屋台グルメを食べるべく、意気揚々と市場へ繰り出します。
しかし、時間が早いせいか(といっても12時少し前)、いわゆる食べ歩きグルメがありません。売っているのは海産物やみかんばかり・・・
キサニムはお店がまだ空いてないから、13時くらいのランチを勧めてくれていたのでしょうか。
西帰浦オルレ市場でのランチは諦め、市場周辺の飲食店を探しに。
営業している飲食店がなかなか見つからず、ようやく見つけたクッパのお店に入店。
西帰浦市内に行かれる方は、ランチのお店の目星を事前にいくつかつけておくのが良いと思います。良い教訓になりました。
クッパ屋さんだけどクッパの気分ではなかったので、冷たいクッス(麺)8,000ウォンと牛プルコギ9,000ウォンを注文。
まず出てきたのは「牛プルコギ」。
想像していた炒め物のプルコギではなく、スープ状プルコギという意外性。
クッパのお店だからなんでもスープ状なのでしょうか。
チェジュのクッス(うどん系のお麺)を想像していただけに、何かがちょっと違う。
どちらもそれなりに美味しかったものの、おなかも心もなんだか満たされない思いで西帰浦オルレ市場に戻ります。
西帰浦オルレ市場にてクァッペギを発見!
西帰浦オルレ市場では、韓国ドラマ「結婚作詞 離婚作曲」で知った韓国のねじりドーナツ「クァッペギ」を発見。
デニッシュのクァッペギは初めて食べましたが、ハイカロリーなおいしさがたまりません。
追加で生あんドーナツも購入。安定のおいしさ。
リラックスできる雰囲気の天地淵瀑布(チョンジヨンポッポ)
西帰浦オルレ市場からタクシーで10分ほど走り、天地淵瀑布へ到着。
緑が綺麗な散策路を歩いて滝へ向かいます。
正房瀑布と天地淵瀑布、2つの滝に行きましたが、迫力を求めるなら正房瀑布、雰囲気の良さなら天地淵瀑布だと感じました。
天地淵瀑布は入口から滝までが平たんな道なので、階段があり足場の悪い正房瀑布に比べて誰でもアクセスしやすい点もポイントです。
デジタル美術館「アルテミュージアム」
デジタル先進国、韓国に来たからにはデジタルを感じなければ!ということで、最後に向かったのはアルテミュージアム。
本当はその前にヨンモリ海岸に行くはずでしたが、濃霧と雨で綺麗な景色は期待できず、今回は諦めました。
映像と音響で没入型のアート体験ができる場所で、小一時間あればゆっくり見て回れる規模感です。
館内は高校生くらいの若い人でいっぱいでした。キサニム曰く、韓国の本土からチェジュ島への修学旅行生だそうで、雨なのでアルテミュージアムに集中しているんだろうという見解でした。
新済州ロッテマートにて解散
10メートル先も見えない濃霧の中、アルテミュージアムから50分ほど走り、新済州のロッテマートで解散。ここでキサニムとはお別れです。
二人とも若いからたくさんいろんなところ見て回ってくださいね!と激励の言葉をもらいました。
済州島(チェジュ島)の名物グルメは網で焼く「炭火ダッカルビ」
韓国に行くと必ず食べるもの、それはダッカルビ。柔らかい鶏肉と火が通ってくたっとした野菜、やや甘みのある唐辛子の辛さ、特にチェーン店「ユガネ」のダッカルビが大好きです。
あのくたっとした野菜を思い浮かべながらNaverアプリでお店を探すも、ヒットするのは「炭火ダッカルビ」ばかり。写真を見ると、お肉が網の上で焼かれています。くたっとした野菜は不在です。
炭火タイプがチェジュ島の名物ならば食べてみようと、いざ入店!
いつものダッカルビではないけれど、鶏肉の端がカリッとして、炭火にしか出せない香ばしさが口の中に広がります。
もともと甘辛い味がついているので、サムジャンなど味付けを追加しなくても十分いい味。豚と違って脂が少なく、あと1人前は食べられそう。
帰りにコンビニでチェジュ島の生マッコリを買い、お部屋で2次会をしました。
あいにくの雨と濃霧でしたが、タクシーチャーターのおかげで移動中に濡れることもなく効率よく島を回れた1日でした。
距離感が分かったので、次回行くのであれば、新済州から西帰浦まではバス利用、西帰浦での小移動はタクシーという使い方もできそうだなと感じました。
長い記事、ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。
明日(次回)はチェジュ島の西側をご紹介します。