【CASE3.毛コンプ】脱毛サロン体験記
前回書いた通り、私は毛が濃い。
頭皮は薄いので、完全に男性ホルモンが強めの女だと自覚している。
毛に関しては本当に本当につらかったし、めんどくさかった。
「触りたい肌」に生まれてからなれたことがない気がする。
もはや、異性どころか、実の親ですら私でなく妹を構う、幼い頃はその理由すらも毛のせいにしたくなっていたほどだ。
後ほど、それは毛のせいでもなく、単に私が子として生意気でかわいくなかったからだとわかるわけだが、それはまた別の機会に。
脱毛サロンへの道
体毛が濃い人はおわかりだと思うが、自己処理ってのは限界がある。濃い人は、もう翌日にはチクっとするのが生えるので、毎日ジョーリジョリジョリジョーリジョリジョリが当たり前なのだ。
男性のひげとか、やっぱり毎日処理しないと見えるだろう、あれと同じだ。
柔らかい毛なら、翌日少し生えても、そんなに気にならないと思う。
触れてしまうならわかるかもしれないが、視覚的にはわからないだろう。
しかし濃い人間は別だ。
見えるのだ、確実に。
人ってね、そんなに人に興味がない。
人を見ない。
分かっている。
でも、それがコンプレックスだと、もうありとあらゆる人がそこを見てクスクスしているような気になるのだ。
毎日カミソリでジョリジョリすると、肌は傷み、余計に毛は危機を感じてか太く強くなる。
するとより鋭く深く剃れるアイテムを試す。
もうイタチごっこなのだ。
そして私はいつ頃からか、根こそぎやっつけることを考え出した。
そう、脱毛サロンだ。
半永久脱毛へ
1件目:TBC
今まで脱毛サロンは3社行ったことがある。
一つ目はTBCだ。
これはクレジットカードの優待でお試し何本みたいなのがあったから行ってみた。
結論を言うと、3本抜いてもらってやめた。
針脱毛の痛みに耐えられなかったのだ。
今の機械ややり方は知らないが、当時15年くらい前だ。
針脱毛は、抜けばそこからは永遠に生えてこないという利点があり、ファッションモデルをしている友人が「痛いけど確実」と言っておすすめしてくれた。
ただ、私は痛いのが本当に耐えられないのだ。
出産後で痛みに強くなったにもかかわらず、「ごめんなさい。もう無理です」と言ってそのまま通うことは断念した。
毛抜きで抜くくらいだと思っていたが、もうチクチクどころの騒ぎじゃなかったのだ。
痛みに強いなら、確実になくなるのでおすすめだ。
2件目:地元のエステサロン
そして2社目は、地元のエステサロンだ。
仕事の流れで知ることになったそこは、丁寧に機械の説明をしてくれた。
・光で肌がきれいになること
・熱さもやけどをしない温度だし、痛みは輪ゴムをはじいたくらいだということ
・回数を重ねて毛が生えるサイクルを遅らせていくこと
・毛自体が細くなっていく効果もあること
このあたりも、このサロンで教えてもらった。
毛は周期があって、同じ毛穴から何回も生えては抜けてをしていることなんかも、初めて知った。
なんせ痛みがないのがありがたかったし、やけどもしないくらいの温度になっていることも安心材料だった。
何より、知人となった方がオーナーだったので、その安心感もあった。
本当にいいものを研究しまくっていたことも知っていたし、お客様の費用もリスクも少なくきれいにさせたいという熱い思いのある方だった。
ここには3年ほど通った。
私は腕は6回程度で産毛レベルになった。肌ざわりが悪くないので、もういいかと追加はしなかった。
今でも夏場はシェーバーで処理をするが、柔らかい毛が生えるだけなので、1週間に1回くらいでそこまで気にならない。
ひざ下は18回通った。
めちゃくちゃ剛毛箇所だったが、色むらとかが肌にあるわけじゃないので、効果が出やすかった。
今でも濃い毛が数本生えるのだが、なんせ数本なので昔と比べて段違いの処理のしやすさなのだ。
手触りもまあ、許容レベルだ。
ここは3日に1回は処理をしているが、本数が少ないのでさーっとシェーバーをすべらすだけで足りている。
時々、お得チケットとか無料体験などがあったときに、1回光をあてにいったりして計22回くらいは今では当てている箇所になっている。
脇、こいつがほんとうに厄介だ。
脇だけは、全部なくなるまでを目指していた。
24回のチケットを使ってからも、まだ残っていたので追加したりしたが、今でも最後の10本くらいがしつこくある。
ただ、エリアが狭いし10本くらいなので、処理はめちゃくちゃ楽になった。
ここのサロン、本当に好きで気に入っていたのだが、なんと潰れてしまったのだ。
3件目:ミュゼ
それで、今はミュゼに通っている。
すでに光脱毛を経験しているので、光の安心感があったことが大きいのと、100円キャンペーンをしていたからだった。
100円なんて怪しいぜと思っていたのだが、あるインフルエンサーの方の体験記事に、追加は取られないことなんかが書いてあったので、じゃあ行ってみようという気になった。
今、まだ剛毛のままなら、医療脱毛も検討しただろうが、なんせもう薄い状態だったし最初は脇だけのつもりだったから、安さと安心感で決めた。
脇は毎回してもらっていて、もう前のサロンからトータル40回くらいは脇に光を当てているように思うが、もうほんとにある一定の毛量になってから消えない。
医療脱毛で最後やっつけるか?とも思ったりするが、今までの脱毛にかけたトータル費用で二の足を踏んでる状態だ。
ちなみにミュゼは、脱毛専用サロンなので、お仕事がサクサクとスムーズだ。
スタッフさんもタブレットですべて管理されているので、契約や説明もタブレットでさくっとなさる。
予約もアプリだし、キャンセルや空き確認も簡単だ。
個人的に気に入っているのは、電気シェーバーだ。
ミュゼとPanasonicの共同開発で、コンパクト。
ヘッドが柔らかく間違って切れてしまうことがほんとにない。
顔、体、デリケートゾーンすべてに使えるサイズだ。
似たようなデザインのシェーバーも使用したことがあるが、このヘッドの柔らかさは格別だ。
柔らかいから肌に強めに押し当ててギリギリのところを剃れるのに、肌を傷つけない。
自分用はもちろん子供にも買ったし、プレゼントも含めると結構購入している。
それもアプリで購入できるのがまた楽なのだ。
VIOもスタートしています!
脇をねこそぎするために通い続ける気でいるが、交通費かけてわざわざ通っても処理は一瞬で済むしなくならない。
若干費用対効果が悪い気がしてくる。
だから、追加してやろうと、VIOもスタートした。
VIOももちろん剛毛だから気にはなっていたが、なんせ私はセックスレス。
パンツで夫を誘惑する機会もないので、剛毛だろうがどーでもいいと思っていた。
子供と海やプールに行っても、ビキニを着るわけでももちろんない。
なんなら足はスパッツを履いて完全紫外線カットに走るし。
もう誰に見せるわけでもないし―と思っていたが、人生も折り返し地点に来てはたと気づいた。
誰に見せるって、もはや全くの他人の可能性があるじゃないか。
そう、介護だ。
おしっこやうんこを毛まみれ状態で拭いてもらうのかと思うと、ふきやすくしていてあげたいと思ったのだ。
赤ちゃんや子供のおしっこうんこは、毛もないし、肌もつるつるだし、拭きやすい。
だから、オムツ替え自体がすっごいストレスになることはない。
それがアナタ、消化機能衰えてうんこは臭いだろうし、そのうえ毛まみれになったらいくら仕事とはいえ、いやいやの作業になるだろうなと思うのだ。
毛まみれさんAと毛なしさんBがいたら、私が介護スタッフならBさんのところのオムツ替えに積極的に行きたいと思うだろう。
こんなところにも「選ばれたいコンプ」が出てしまうのが私のあかんところなのだが、迷惑を将来あまりかけたくないという気持ちもあるので、やろうと思った。
結局今、ハイジニーナコースを購入し、VIO、へそした、脇の脱毛をしている。
脇は相変わらず残り毛がたくましく育っているが、VIOは順調だと思う。
次回はVIOのことを書いてみようかな。