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【社長さん向けnote書き方講座④】応用編:noteをさらに使いこなす3つのコツ

note書いてますか? 書き続けていると、「自分の記事が全然読まれない」といった悩みには誰しもぶつかるものです。読まれない事実を後ろ向きにとらえるか、前向きにとらえるかでnoteの利用価値は、人それぞれ変わってきます。

でも、せっかく書き続けるのなら、できるだけ多くの人に読まれたいですよね。今回はnoteを書き続ける意志が固い人のために、何を改善すればいいかをコツとして3つ紹介します。

noteにかぎらず、Webコンテンツや実際のご商売であっても、一定の成果を得るまでに必要な時間量はあるものです。ぜひ、努力をするなら正しい方向に時間をかけてみましょう。

①ニーズに合ったコンテンツをつくろう

市場を把握しよう

第3回では「他人の書いた記事を読んでみよう」というテーマでお伝えしましたが、他人のコンテンツに触れる1つの効用として、「どんな記事が求められているかが分かる」という点があげられます。

平たく言えば、noteでも市場調査や分析は必要だということです。ブログであれ、noteであれ基本的にはあなたが考えたテーマに沿った記事を世間に発信していることに変わりはなく、言ってしまえば何も考えずに発信をするなら自分の日記を世の中にさらけ出しているに過ぎません。

あなたの考えと世間の考えがピッタリであれば、書いたそばから読まれる記事となるでしょうが、多くの場合読まれることはありません。なぜでしょうか? そう、読み手が求めるニーズと合っていないから読まれないのです。

もちろん、読まれるから良い記事、読まれないから悪い記事という安直なものではありません。しかし、何かのメッセージを伝えたいと考えるならば、やはり読み手が何を求めているかをよく知ることです。

これは、自社で生み出した商品を市場でどのように販売するかを決める行為と何ら変わりません。求められていない商品が売れないように、求められていない記事は読まれません。

とはいえ、本格的にリサーチや分析を行おうとすれば、Googleキーワードプランナーなどを用いて、検索回数から書くべきキーワードを割り出し……みたいなことが必要ですが、noteでそこまで行う必要はないでしょう。というのも、note自体が多くのユーザーを抱えるプラットフォームであるため、ようはnoteの読者にマッチした記事を書けばよいだけです。

noteを書き続けているけど、思うように読まれないという方は、次のポイントと自分の記事を照らし合わせてみてください。

  • 本人にしか語れない独自のノウハウや解釈がある

  • 自分の専門性を活かしたジャンルで記事を書いている

  • 時節の話題を取り入れるなど、エンターテインメント性がある

  • 限られた人に読んでもらう(読者の絞り込みが行えている)

上記に掲げた点は、何も4つすべてを備えている必要はありません。しかしながら、最低どれか1つを備えていなければ読まれるコンテンツとはなりません。ここは、ひたすら書き続ける以上に重要なポイントなので、時間をかけて咀嚼してみてください。分からなくなったときは、興味のある他人の記事と比較してみると課題点を洗い出しやすいはずです。

②ただ漫然と書くのが苦痛なら、値段をつけて記事を販売してみよう

noteの記事は売ることもできる

ただひたすらに記事を書き続けることに意味を見出せない社長さんは、ぜひ有料記事として販売してみましょう。noteはそもそもクリエイター支援のために立ち上げられたプラットフォームであるという経緯から、自分の記事に値段をつけて売ることができます。

1本ずつの記事を売ることもできますし、いくつかの記事をまとめてマガジンとして販売することも可能です。さらに、月額制のサブスクとして「定期購読マガジン」を販売することもできます。

文章を売るというと今ひとつピンとこないかもしれませんが、ようは自分の本を書いたそばから売っているようなイメージです。紙や電子の本であれば、一定のページ数が必要ですが、noteであれば本1ページの文章量でも売ろうと思えば売ることができます。

逆にnoteをコツコツと書き溜めていけば、いずれ本を出すのができるくらいのコンテンツを蓄積することが可能です。ブログやnoteなどの文字コンテンツが「資産」だといわれる理由は、こうしたところがあります。

書き続けると、知らず知らずのうちに数万字程度を書いているのはめずらしくありません。たとえば、6~7万字ほどの文章量があれば150~200ページほどの本を1冊出せます。1記事1,500字くらいとすれば、50本程度noteを書けば本が出せるということですね。

世間的には「本を出すのはむずかしい」と思われがちですが、こう考えるとちょっとハードルも下がるのではないでしょうか。まぁ、将来本を出すかどうかはさておき、販売するのが大好きな社長さんは、「自分が書いた有料記事やマガジンを売りまくってやるぞ!」というのを1つのモチベーションにしてみてもいいかもしれませんね。

③身近な人にきちんと読んでもらおう

自分の記事を身近で読んでくれる人は貴重!

最後に紹介するコツは、自分の書いた記事を「身近な人にきちんと読んでもらおう」です。意外に思われるかもしれませんが、今回紹介したコツの中でこれが一番ハードルが高いです笑

ライターの私がいうのもなんですが、基本的に一般の方は文字を読みません。むしろ毛嫌いする人もいるくらいで、実際にやってみると分かりますが、あなたが書いたnoteの記事を家族・友人、職場の同僚などのどなたでもいいので読んでもらいましょう。

逆説的ですが、”ただ読んでくれる人”ならすぐに見つかります。きっと、その人たちは「おもしろい」か「よく分からない」というどちらか2つの感想しか言ってくれないでしょう。より良い記事にしていくという点では、毒にも薬にもならない感想です。

皆さんにぜひ実践していただきたいのは、「きちんと読んでくれる人」を見つけることです。時間をかけて記事を読んでくれる人の意見からは、多くの気づきが得られます。その気づきが、あなたの記事をより良いものにしていきます。

身近にそんな人がいなくても、あなたにはnoteがあるので気にする必要はありません。そうです、読んでくれる人が身近にいないなら、記事を公開すればいいのです。

むしろ、第三者の意見のほうがしがらみがない分だけ、率直な意見をもらえるかもしれません。すぐに見つからなくても諦めずに、①のコツに戻って毎回投稿する記事の趣向を変えてみると、いずれ見つかります。

あと、ネガティブな意見にも腹を立てずに、素直な気持ちで意見を聞きましょう。一見ネガティブな意見だと感じても、肚を立てるほうが筋違いかもしれません。だって、それなりに批判をするにはあなたの記事を時間をかけて相手も読んでいるからで、時には耳が痛くなるような意見が貴重な場合もあります。

ただ、今はろくろく読まずに批判的な意見をくれる方もいますので、そういう方はスルーしましょう。どちらの意味においても、意見には腹を立てないことが長続きのもとです。

今回のまとめ&次回予告

今回のテーマは「noteをさらに使いこなす3つのコツ」でしたが、自分で書いていて、自戒の意味も含んでおります笑 私がnoteを始めたのは3年ほど前でしたが、その後ほかのところで書いてばかりいたので、実はこのシリーズを執筆すること自体が、再びnoteに戻ってくるきっかけとなっています。

教える立場でありながら、noteを3年間も放置というのは不真面目に思われる方もいると思いますが、いつでも再開できるのがnoteの良さでもあります。そういう意味で、この記事を読まれている社長さん方と私も同じ立場なので、わが身を以って読まれるnoteとして自分のコンテンツを育てていきたいと思います。

個人的には実際の会社経営においてもそうですが、一度始めたことは「1年以内に何らかの結果を出す」ことを大事にしています。思い返せばnoteを始めた3年前に実は一定の成果につながっておりまして、それで少し満足をしてしまったせいか、3年放置w まぁ、そちらの話は後日に譲るとして、次回は小売業などを例に、社長さんがご自分の商売とnoteをどう結び付けるかのヒントについて解説します。

どうぞ、次回もおたのしみに♪

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方山敏彦@オーズLLC
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