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「医者の不養生」経営コンサル業の倒産件数が過去最多

「医者の不養生」とは、”患者に健康に気をつけたり養生を勧めたりする医者が、自分自身は健康に注意しない様子や、正しいとわかっていながら実行しない様子”をたとえた慣用句をいいます。

本来であれば、経営に精通しているはずの経営コンサルタント業ですが、東京商工リサーチによれば集計開始以来、過去最多の倒産件数とのことです。

小資本で始められる商売は、ちょっとした環境変化で傾きやすいものですが、その術を教えるはずの経営コンサルタント業の倒産が目立っているのは、いくつか背景もあるようです。

参入障壁が低く、ライバルが多いという点に加えて、近年では事業再生やDX支援、M&Aなど、顧客のニーズが高度化しているなかでプロとしての専門性がより求められていると言えるのでしょう。

記事の末文として、”今後は、コンサル業界の苛烈な生き残り競争がさらに進み、実績と特色を打ち出せない企業は淘汰される可能性が高い”と締め括られています。

中小零細企業の経営者・個人事業主においても、Zoomを通じた勉強会やWebの学習ツールなど、以前よりもその気になれば学ぶ機会は各段に増えており、ちょっとやそっとでは「経営コンサルの先生に頼もう」とはならないものかもしれません。

いずれにしましても、この八起会FBページの投稿や毎月の例会なども、社長自身がみずから学び、経営を振り返る一助として役立てて頂けると幸いです。

私も経営を実践し、共に学び続ける立場の一人ですので、経営コンサルが自分の会社を潰す時代にあっても、しぶとく事業の根幹を育て、時代の変化と環境に適応してまいりたいと思います。

倒産・廃業、事業再生などに関心がある方は、八起会(やおきかい)のHPやFacebookページも一度のぞいて頂けると幸いです。

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方山敏彦@オーズLLC
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