満月珈琲店
ガチャガチャで見つけたキーホルダー!
小説家さんと写真家さんの
コラボレーションである。
朝とある喫茶店に行った。
いつも通りの食パンに
バターとゆで卵と
ブラックの珈琲である。
人体がすり減りそうな程歩いた。
ラウンドタワー近くに、
ガチャガチャの機械が設置されてあった。
見渡し、目を凝らして見てみた。
すると、がらくたが哀愁を
帯びた様にガチャガチャが設置された。
そのガチャガチャから出てくる一つは
きっと飾ると綺麗だろう、と思った。
どこか鴉のビー玉の目だった。
人の目から遠のいた場から密かに... ...
[自分もやってみたら?] と、
闇に忍ぶ
蝙蝠(こうもり)が逆さになって
話し掛けてるみたいだった。
1度目
サイダーが当たるか
コーヒーが当たるか
挑戦してみた。
結果は珈琲
人体だけでなく
心も擦り切れた私は、
それがどこか... ...
心のオアシスだった。
こんな世の隅に置かれている
ガチャガチャから
愛の芽が滲み出たのだった。
すかさず携帯にぶら下げそれは、
お気に入りのキーホルダーとなったのだ。
※そして又、小説欲が芽生えた。
end .
p.s
がらくた(ガラクタ、我楽多、瓦落多、瓦落苦多)は使い道のない、役に立たないもののことである。値打ちのない雑多な品物や道具類などをいう。しかし後述のとおり、視点によっては価値を見いだされる場合もある。
住居の勝手口に積まれた「がらくた」
語源
「がら」は「がらがら」という音、「くた」は「あくた」(芥)の略又は「朽ち」。
収集趣味
骨董品のように、がらくたに分類された古物に価値を見出した収集家によってコレクションの対象とされることがある。