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MONJI open houseへようこそ 7.朝のMONJI open house
MONJI open houseへようこそ!
このお話は1章はじまりから最終回の11章そしてあとがきまであります。最後まで楽しんでもらえると嬉しいです
7.朝のMONJI open house
私は毎朝4時に起きます。結婚当初からこの家のアルジの出勤がはやくスッカリ習慣化してます。
部屋のドアを開くと「元気な声でおはようございます。お邪魔してます!」と夜の妖怪達とは違った男女が真っ白な包みをいくつも作っていました。そこにはMORIも座ってギターをひいていました。去年も来てくれたロン毛のカップルです。スキー場の動画ではアフロでしたが元にもどっていました。ちょっと違和感があったのは眉毛がピンクだったところ。
「あの後みんなで海に行ってみたらみんなCity boyだね。」とMORI。どうやら海育ちのMORIは君たちの遊び方は甘い!!と言っている様でした。
open house2日目この日も朝から雨です。この白い包みの男女にも私は宝探しの話をしました。「この雨では竹藪もぐちゃぐちゃだしこの部屋だけで宝探しをどうにか出来ないかなあ?」と言うと女の子が「私劇団に所属してます。大先輩の女優さんにこうご指導頂いたことがあります。
そんな甘えた声は彼氏の前だけになさい。もっと臓物を抉り出すように表現しなさい。。。
と彼女の臓物が出てきそうな声で言いました。
彼女は頭の回転がはやく沢山のアイディアを私に教えてくれ、諦めていた宝探しは大人向けにこの室内だけで出来る勇気がわいてきました。
女の子は予定があるので男の子は一旦帰るけれど昼過ぎにまた来て宝探しを手伝いますと言ってくれました。
さあここまで頑張ったのだから私も臓物を抉り出てみるか。。。。。