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「いま、ここ、わたし」を生きるということ


いま、ここ、わたし。

この言葉に出会ったのは高校の現代文の授業だったと思う。

評論文なんて読んで意味があるのかと思っていた頃にだったけど、
なんとなくこの言葉が頭に残っている。


わたしは心配性で、つねに何か心配事をしている。

何をするにしても最悪のパターンを想像し、終わった後に「ああ、よかった。最悪よりはマシだ」と思うのがお決まりである。

人と会ったあとは一人反省会をすることも多く、「あれは言わなくてもよかったな」「あの子はわたしといて楽しかっただろうか…」と悩んだりする。


これって「いま、ここ、わたし」に集中できていないのではないのだろうか。

心配事をするのは未来を想定しての話だし、
一人反省会も「人に嫌われたくない」が根底の理由がある気がしている。

ただ未来はどうやっても知ることができないし、
それに対してある程度の準備はできても、完璧な想定と対策を行うことはできない。

人の心はもっと複雑で、どうやっても完璧に読み切ることなどできない上に、その人の状況や心理状態など自分ではコントロールできないさまざまな要因が絡み合ってくる。

今、自分にできることは、現在の状態を見つめそれに対して対処することだけである。


悩んだり、不安になったら思い返してみたい。
「いま、ここ、わたし」に集中できている?と。



とは言うものの、考えてもしょうがないことをいつまでも考えてしまうのがわたしの短所であり、人間らしくて可愛らしいところでもある。

今あるもの、今そばにいてくれる人たちを大切にまいにち暮らしていけるといいな。



ここまで読んでくださりありがとうございました。

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