【子連れ旅行記】ポルトガル・リスボン3泊4日
美味しいごはん(特に魚介類)を求めて旅先に選んだのはポルトガルの首都、リスボン!
噂には聞いていたけれど、様々な場面で子供連れに優しいと実感しました。
最終日は飛行機遅延トラブルにヒヤヒヤするも、それを除けば終始のんびりとした素敵な旅でした^^
《子連れ旅 基本情報》
時期・期間:2022年12月下旬・3泊4日
子ども月齢:生後約10ヵ月
子どもの状況:つかまり立ち・離乳食中期(離乳食一日2回)+ミルク
*旅行中の離乳食は、Ella’s Kitchenのパウチが便利でした。ミルクに関しては、朝晩はホテルのケトルが使えるためキューブタイプの粉ミルク使用、観光中は利便性を考えてボトルタイプの液体ミルクを持っていきました。
《旅のハイライト》
・世界遺産シントラへの日帰り旅行
・壮大な世界遺産ジェロニモス修道院
・美味しいタコ、エビ、カニ、etc..を食べまくる
1日目:リスボン到着!初日のディナーは意外な味
初日は午後のフライトで夕方にリスボン到着の流れでした。
子供は当時つかまり立ちの段階だったため、今回のフライトもそこまで苦戦せず、半分くらいは昼寝をしてくれて助かりました!
空港からホテルまではメトロを使って移動しましたが、車内は空いており思った以上にスムーズでした。
今回宿泊したのは高級ブランド店が立ち並ぶリベルダーデ大通り(Av. da Liberdade)付近にあるコスパの良い四つ星ホテル Hotel Lisboa です。メトロを降りて地上に出るとすでに日は暮れて暗かったのですが、街灯は明るく人通りも多かったため、駅から徒歩でアクセスする際の治安面も特に気になりませんでした。
チェックイン後は今回の旅のお目当てでもあるごはんの時間です!といっても、初日で下調べがあまり出来ておらず、かつ時間も少し遅かったのでホテルの至近距離にあった Honest Greens Avenida にふらっと入りました。
オシャレな雰囲気の割には先にカウンターで注文して支払いを済ませるというファストフード形式に少し戸惑いつつ、とりあえず魚を食べるぞ!という気持ちでチョイスしたTunaは予想外にポン酢ジュレ(のようなドレッシング?)がかかっており、まさかの和テイスト!
日本以外で味わうとは思っていなかった懐かしのポン酢ジュレ。なかなか良かったです!
食後は近くのスーパーで水を調達してホテルに戻り、明日のシントラ観光に備えました。
2日目:日帰りシントラ観光と最高のタコ
朝はホテルで朝食を済ませ、シントラ行きの電車に乗るために徒歩でロシオ駅へ。12月というのにロンドンより気温が高く晴天だったせいか、あまり冬という感じがせず、気分良く散歩を楽しみました。
シントラ行きの電車のチケットはオンラインでも買えたのかもしれませんが、ウェブサイトを見てもよくわからなかったため、ロシオ駅の有人窓口に並んで購入しました。電車は30分に一本程度の頻度だったので、焦ることもなく、のんびりと向かったなあ、、という記憶です。
シントラ駅到着後は、バスで最初にペーナ宮殿へ向かいます。オフシーズンとはいえ、バスは混雑しておりベビーカーは畳む必要がありました。
バス下車後、ペーナ宮殿の入り口に向かっていくと行列がありましたが、係員の人がやってきて、恐らく子供連れということで先に進ませてもらえたのはありがたかったです。
子供は抱っこ紐で適度にゆられて寝たり起きたり、といった様子で、比較的ゆっくりと宮殿を見学できました。
ペーナ宮殿の次は、レガレイラ宮殿へ。
シントラには他にも見どころが複数ありますが、あまり詰め込みすぎないように我が家はこの2か所に絞って観光しました。
レガレイラ宮殿では、他ではあまり経験したことのない独特の雰囲気と建築物に魅了されました。まるでファンタジーの世界に迷い込んだ気分になり大満足!
シントラを満喫後はリスボンに戻り、楽しみにしていたFrade dos Maresでのディナーに備えます。数日前に、子供の寝る時間を考慮し一番早い時間帯の18時にオンラインで予約をしていましたが、それよりも遅い時間帯はすでに埋まっていて予約不可でした。
多くの日本語のレビューで絶賛されていたタコ料理、そして大好きなエビ、魚介スープ、、すべてが美味しくて終始感動しっぱなしでした。
子供はというと、離乳食をぱくぱく食べて座っていてくれたものの、後半は眠かったのかグズりかけていたので、夫婦で交代しながら店の外に連れ出してなだめながらの食事となりました。汗
それでも、今まで生きてきた中で1、2位を争う美味しいタコを食べられたので本当に行く価値があったと思います。ご馳走様でした🐙
3日目:リスボン市内観光
この日はリスボン市内の王道観光スポット巡り!
まずは世界遺産となっているジェロニモス修道院へ。
ホテル付近からバスで向かったのですが、ロンドンではなかなか経験したことがない混み具合にびっくり!夫が抱っこ紐で子供を、私は畳んだベビーカーを抱える形で乗車しました。
すると近くに立っていた現地の方と思われる若い女性が子供連れの夫に気づき、車内後方に向かって何やら
「このセニョールが子供を抱っこしてるから、誰か席譲って!」
といったようなことを叫んでくれ、夫はあれよあれよと優先席に座らせてもらえたのです…!親切な方々、Muito obrigada!
ポルトガルの人々は子供に優しいと聞いていましたが、それを実感したありがたい出来事でした。
バスの窓からリスボンの街を眺めながらジェロニモス修道院に到着すると、日時指定チケットを事前購入しているにも関わらず、ありえないほど長蛇の列が待っていました(日時指定の意味とは?)
一体何時に中に入れるのだろう、、と思いながら並んでいると、通りがかった子供連れの女性が
「ベビーカーの人は並ばなくていいのよ!」と親切にも声をかけてくれました。
マジ、、?と思いながら列を抜けてチケットをチェックしているおじさまのところへ行ってみると、、、なんとも普通に通してくれました!!!
もしあの女性に教えてもらえてなかったら、私達は一体あと何十分待っていたのだろう?
昨日のペーナ宮殿でも列をスキップさせてもらったけど、ポルトガルでは基本子供連れを優先してくれるの?
などなど、軽めのカルチャーショック(?)を受けつつ、中に入り見学スタート。
どこもかしこも凝った装飾が施され、すごい、、という言葉しか出てきませんでした。。(語彙力の乏しさ泣)
じっくりと見学したあとは、歩いてすぐのところにある有名店 Pastéis de Belém に名物のエッグタルト/ポルトガル語でPastel de Nataを買いに行きました。
欲張りな私達夫婦は6個入りのボックスを買い、4つはその場ですぐに頬張り、残りはホテルで食べました。サッッッックサクのタルトのおかげでペロリと食べられてしまう、、なんて恐ろしいお菓子!期待通りの美味しさで幸せでした。
軽めにお腹を満たしたところで、ベレンの塔、続いて発見のモニュメントまで、のんびりと歩いていきました。この2つに関してはチケットを買って中に入ることはせず外から眺めるだけにしましたが、海辺の雰囲気とも相まって満足度は高かったです。
ベレンの塔から発見のモニュメントまでの通りは道幅も広く整備されており、海を眺めながらベビーカーで楽しくお散歩することができました。
主要観光スポットを巡ったあと、お昼をまともに食べていなかった我々は夕方16時すぎという微妙な時間にTime Out Marketへ。
その時間でもフードコートは賑わっていて、なんとか空いている席を確保しました。
お店がありすぎて何を食べるか迷いましたが、生牡蠣とスパークリングワイン、魚介のスープ、バカリャウをそれぞれ異なる店舗で食欲のままにオーダー!
値段は観光客向けでレストランとさほど変わらない印象でしたが、カジュアルな雰囲気で子供連れも気兼ねなく美味しいごはんを堪能でき、滞在中にもう一度来たいと思ったほどでした。笑
一旦ホテルに戻り一息ついた後、夜は徒歩圏内&レビューが良さそうという理由でBistrô4というレストランへ。
ホテル内にあるためか内装は華やかでドレスアップして来たくなる雰囲気でしたが、超カジュアルな服装の私達に対してもとても丁寧にサービスしてくれました。(実際に他のお客さんを見ても皆さん観光客だな、という感じのカジュアルな装いだったため安心しました。笑)
ここでもまたバカリャウを頼んで、ポルトガル料理を満喫!食事はそこそこに最後にデザートを頼んで一日を締めくくりました。
4日目:すべてが完璧…と思いきや人生そんな甘くなかった(飛行機遅延)
夜のフライトまで時間があるので、最終日もたっぷり観光!
午前中はホテルにスーツケースを預けて、サン・ジョルジェ城のあるエリアを徒歩で散策しました。
小高い丘の上にある城までは、ベビーカーで階段を避けるルートを調べながらゆっくりぐねぐねと上っていったため、いい運動になりました。笑
サン・ジョルシェ城を見学したい気持ちもありましたが、列に並ぶ時間が惜しかったので外観だけ見てそのまま街を歩き続けます。そこで発見したのが
Torre da Igreja do Castelo de São Jorge という少し外観は地味めな観光スポット!
5ユーロでドリンク片手に教会内の塔に登り景色を楽しめる(2022年12月時点)ということで、抱っこ紐で子供を連れて行ってみました。
入場料に含まれるワンドリンクはポートワインを選び塔を登っていくのですが、階段は狭いのでグラスを割らないか少し心配になりました。。
上まで登った時には先客が2名いましたが、少し経つと貸切状態となり、四方の眺めを楽しむことができました。
他にも見晴らしが良いところは複数あるかと思いますが、人が並んでいない時には特におすすめできます!
リスボンの街並みを堪能したところで、旅行中の最後のシーフード祭りランチの地である Cervejaria Ramiro に気合いを入れて向かいます。というのも、予約ができなかったため、店に行って番号札をゲットし、ある程度待つことを覚悟していたからです。
実際に店に着くと、やはりすぐには入店できませんでしたが、トイレもある広い待機エリアがあり、ファミレスのボックス席のようなところに座って待つことができました。
店内に通されるまで30分程かかったと思いますが、この時間に子供に離乳食を食べさせ、おむつ替えも済ませられたので非常にありがたかったです!
ついに2階の席に案内され、エビ、カニのほぐし身、ムール貝の酒蒸しなどを頼みました。海鮮はどれも美味しかったのですが、最初にお通し的な扱いで提供されるバターがたっぷり塗られたパンもなぜだか負けず劣らず美味しくて、、!一体何を食べにリスボンまで来たのだ?!という感じですが、パンも最後まで残さずバクバク食べました。笑
腹ごなしを兼ねてホテルまで歩いて帰り、荷物をピックアップしたら旅行前最後のショッピングをしにEl Corte Inglés に行きました。
こちらで一番の目的は、クリスマスシーズンのセールでポルトガルの可愛い子供服を買うこと!
以前こちら↓の記事でも書いたのですが、貧乏性の私は原則セール期間にしか服は買わないので、これは絶好のチャンス!!
子供服売り場にいくと、事前にネットで調べていたポルトガルブランドの服が沢山♡
あちらこちらに目移りしてしまうところですが、時間は限られているので最初に目を奪われたリバティプリントのワンピースと冬用の帽子、ミトンを速やかにレジに持っていきます。ワンピースは定価50ユーロ以上でしたが、半額程度で買うことができました!
時間ギリギリまでデパートをぶらついたあとは、メトロで空港に移動しチェックインを済ませ、あとは飛行機に乗るだけです。
…となるはずが、機体到着が遅れたか何かで予定時間の18:45になっても搭乗スタートせず。。
ここまではよくあることなので仕方ないと思いましたが、驚いたのはこの後。
やっと機内に搭乗し着席しても一向に動く気配がなく、何かおかしいと感じ始めたタイミングで
「降りてください」
とのアナウンスが、、、((((;゚Д゚))))))) ←この顔文字何年振り?
原因は詳しく聞き取れなかったのですが、整備不良の機体に乗って万一のことがあるよりマシだと自分に言い聞かせて出発ロビーへ戻りました。泣
この時点で、夫と私は最悪の場合今日中にロンドンに帰れないのでは、、と危惧しはじめます。そうなると子供のミルクや離乳食が足りなくなるということで、夫が空港内の薬局などに探しに行きましたが売っておらず。どうにか帰らせてくれと願っていると、再び搭乗案内があり、なんとかロンドンへ飛び立つことができました、、、!
家に着いたのは当然夜中で翌日も疲労感が強かったのですが、年末年始の休み期間だったのが幸いでした。改めてフライトは遅延可能性も考慮して予約せねば、、と思わせる出来事でした。
まとめ
今振り返ってみても最終日の先行き不透明なあの時間はツラかったですが笑、それでもまた絶対に行きたいと思えるリスボンの旅行を振り返ってみました。
思い入れが強すぎて長文になってしまいましたが、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!お気軽にコメントください!
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