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英語でマーケティングを学ぶ #1

1st Semesterが終了し、大学院に少し慣れてきたため、「英語(キーワード)でマーケティングを学ぶ」シリーズを書いてみようと思います。

・What's in it for me

マーケティングの基本として何度も出てくるキーワードです。「製品・サービスが何を提供してくれるか?自分にとって購入する価値があるか?どのような問題を解決してくれるか?」といった要素が含まれています。

特に「自分にとって」という部分が重要で、いくら製品・サービスが多くの機能を提供していても、「私」にとって価値がなければアクションには繋がらないという訳です。

自分の生活の中で、何故そのモノ・サービスを購入したのか?を考えることで、刺さるメッセージを伝えられるようになるのかなと思っています。


例えば、「私」はコーヒーマシーンを購入した時、デザイン・使いやすさ・洗いやすさでネスプレッソを選びました。デロンギと迷ったものの、デロンギはボタンが多かったことと洗浄が難しそうという書き込みがあったのでネスプレッソに。このような面倒くさがりのターゲット層には、「1ボタンで本格的なカフェが飲めて、メンテナンスも超簡単」といった要素が含まれたメッセージを出すと食いつかれるでしょう(笑)

・Brand Positioning

こちらも基礎的なワードかとは思いますが、コトラーの「マーケティングマネジメント」で度々解説されています。関連で面白かったのは、Kellogg Graduate School of Managementの監修、「Positioning」という本です。

「モノやサービスが溢れている世の中では、CreativityやStrategyだけでは生き残れない。ターゲットに対して特定の分野で一番と認知してもらう必要がある。("You position the product in the mind of the prospect")」というポイントが記載されています。


もちろん、ニッチエリアでの認知でも問題ない訳で、今ではむしろニッチを狙う企業の方が多いかと思います。

例えばアメリカ発のMented Cosmeticsというブランドは、有色肌のためのヌードリップスティック(口紅)を主なプロダクトとしています。

口紅というエリアで見れば「Dior」など、大手ブランドには勝てない訳ですが、リップ*ヌード*有色の肌という分野で勝負することで、消費者に「そのエリアで際立っている」と認識されることが重要、と理解しています。

Mented Cosmetics 公式HPより抜粋

・Marketing Research

Marketing Research(Ethnographic research, focus groups, survey research)は、少しキーワードから外れますが、リサーチの重要性を何度も強調されたので、記載します。リサーチの際、ターゲットやメディアの分析・企業や製品自体の分析は重要かと思いますが、仮説を立てた後、実際のターゲットにMarketing Researchをかけることも必須と言われています。

例えばFocus Groupsでは、ターゲットの何名かに製品・サービスについて議論してもらい(グループセッション)、その結果を取り込むという手法が取られます。いずれの手法でも、絶対に認知バイアスが掛かるので、できるだけニュートラルな言葉を選んで進めるべき、というポイントは非常に納得感がありました。


会社で従業員の満足度アンケートが取られると思いますが、「周りがサポートしてくれないと感じているか」という質問ではなく、「周りのサポートをどう感じているか」という質問の方が正確な回答が得られる、ということかなと。

今まで質問内容にきちんと目を配ったことなど無かったですが、結構バイアス質問あるのではと思い至り、新たな気づきとなっています。

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