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マーケティングにおけるリアルタイム性とアメリカンジョーク

アメリカのカルチャー・マーケティングはかなり日本と違いがあるので、事例紹介していきたいと思います。

Super Bowlでのパフォーマンス

ニューヨークでも皆んながテレビにかじりつく日が、Super Bowl。アメフトの決定戦です。Super BowlでのパフォーマンスやCMは、絶対に話題になると言われるくらい視聴率が高いです。このSuper Bowlで、Beyoncéがパフォーマンスした時の面白い失敗事例を書きます。

この年、BeyoncéはSuper Bowlのその日の朝に新曲「Formation」を発表しました。
内容は女性(男性も?)のエンパワメントですが、スラングだらけで分からないので訳しているブログをリンクさせて頂きます。

Red Lobsterレストランとの関係性

このリリックスで重要なのは、「 When he f-k me good I take his ass to Red Lobster, cause I slay」(彼が上手く抱いてくれたら、Red Lobsterレストランに連れて行ってあげる、私イケてるから)の箇所で、もちろんBeyoncéはRed Lobsterの回し者ではありませんが、このリリックスにRed LobrterがSNSでどう反応するか?皆んな釘づけになったのです。

Red Lobsterの反応

そして結果、、Red Lobster側は9時間後にようやく、「"Cheddar Bey Biscuits" has a nice ring to it, don't you think? #Formation @Beyonce」とツイートしたのですが、遅すぎる対応・なんの捻りやジョークもない内容に、皆んながっかり、むしろバックファイアした!という事例です。

そんな内容だったら1時間後にツイートできるだろ!とか、SNS運用会社をクビにして!とか、かなりバックファイアしてますね汗

この事例は2016年と古めですが、リアルタイム反応とアメリカンジョークを求めるカルチャーを大いに反映していて、反面教師的な題材だなと思ったのでブログに記載してみました。


アメリカではSNSマーケティングが当たり前、SNS活用によって様々なベンチャーが成功を収めています。特に環境への配慮、食品ロス問題の解決や生理に対するタブー問題に切り込むベンチャーなど、SNSでのアピールが本当に上手だなと思います。(例えば最近見つけたHere We Floというブランド、イギリスで生理用品を売っているのですが、SNSやAdsが非常に面白いです)

ブリジャートン風の動画で、ディナーの時に生理の話をするという設定なのですが、女性が「今日は血で散々(a bloody mess)」と口火を切り、「タンポンはローズの生えている庭に捨てられるのよ」(全てオーガニックなので庭に捨てても環境に害がないという意味)とか言っています。若干、男性についてはステレオタイプで、上記のような会話の最中で卒倒してしまう、という。。このCMはイギリスで差別化要素においてトップ5%に入ったという、超成功事例です。

冗談って大事ですね。海外でのSNSマーケティングには、取り入れるべき要素です!


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