来店されたお客さんに、最後のもう一品(+α)を買ってもらうことに成功したよという話。
(トップの画像はタトゥーシールボードを作成の時のもの)
メインの話の前に少し私の昔話を…
私は専門学生の頃に100円ショップで1年半くらい、バイトしてたことがある。
授業が終わってからの勤務だったので、夜の勤務時間(多分17時〜22時だったかな?)だった。
夜勤のメンバーは中南部の大学や短大の学生メンバーがメイン。私は名護からでてきたばっかで専門学校以外の友達はいない状態だったので、同世代で他学校の人達と関わりは新鮮だった。しかも、みんな優秀だったから仕事自体も割と楽しかったのを覚えている。
そんな、100円ショップのバイトの仕事内容は大きく分けて
・レジ打ち
・品出し
・ブース作成
・発注
・閉店作業(レジ締め)
の5つだったと思う。
夜勤メンバーそれぞれ個性があって各々好きな作業があったように思うが、私は特に“発注“と“ブース作成”が好きだった。
発注をするには「どんなモノが、どんな時期によく売れるのか」「定期的に売れているモノ何でどんな人達が買っていくのか」などを考えないといけない。クリスマスや正月などのイベント商品などはもちろん、お店の近くにある居酒屋が定期的に小皿をまとめ買いしにきたり、テストシーズンになると近くの学生がよくルーズリーフやファイルを買いに来ていた。
その流れをなんとなく読みながら発注するのが楽しかった。
そして発注して届いた商品を売れやすいように“ブース作成”をするのだ。
お店の出入り口付近に季節ごとのブースを作成したり、売れ行きの良い商品を目に入りやすいように品出しする。今だったら季節ブースにはクリスマス一色にするだろうし、ルーズリーフやファイルだったらA4が断トツで売れるので、学生くらいの目の高さにちゃんと陳列する。
なぜそれが楽しかったのかというと、その自分達で考えた発注やブース作成によって、一日の売り上げが変化したからであった。夜勤はレジ締めがあるのでその日の売り上げがわかる。作業の成果が目に見えて出るのが面白かった。
そのショップは一日の売り上げが30万〜40万くらいの店舗だったと思う。売り上げの幅は平日と祝日の幅。そんな店舗で一日70万近く売り上げた日があった。
それは「台風の日」。
台風が来るとわかると出入り口の前に特設ブースを作って「傘、雨ガッパ、ろうそく、電池、懐中電灯、縄、水、ガムテープ、ビニールシート」などをこれでもかというほど出した。そして、それらは飛ぶように売れた。すごく面白い経験だった。
まぁその他にもレジ横に置くお菓子もよく売れた。(テンション・リダクション効果とかいうらしい)100円ショップは薄利多売の商売だが、何しろお客さんが多い。なので一人一人の客単価を上げると売り上げが倍々になって、とても面白かった。
思い返せば、元々そういうマーケティングチックなことが好きだったようだ。
+αの話
話が長くなってしまったけど、最近ボディーアートをしにきてくれるお客さんに事業のメインであるジャグアタトゥーだけでなく、+αの売り上げが少しずつ出てきた。+αのメインは“タトゥーシール“だ。
売れる流れは大体こう
①ジャグアタトゥーをしたいお客さんとその付き添いの友人で来店
②ジャグアタトゥーを描いている間にボディーアートに興味が出る付き添いの友人
③せっかく来店してくれたのでとサービス用の小さいタトゥーシールをサービス
④貼ったシールを気に入った付き添い友人が数枚購入&私もとジャグアタトゥーのお客さんも購入
といった感じ。単価的には300〜500円くらいのアップであるが、一月を通すと意外とまとまった金額になる。そして、ボディーアートはお客さん自体が宣伝媒体になりやすいので、一人だけに施術するより二人にした方が拡散力も倍になる。なにより、ボディーアートをする気はなかったお客さんも楽しさを覚えて帰ってもらえる。
せっかく時間を使ってきてくれているのだから、楽しんで帰ってくれると嬉しい。
まぁそんな感じで、今まではジャグアタトゥー単発だったり予約した人(付き添いはみているだけ)だけへの商売だったけど、少しずつ+αの売り上げや見込み客の獲得をできるようになってきた。
個人事業は苦しいこともあるけど、やったことや工夫したことのフィードバックがすぐに返ってくるから本当楽しい(^^)
私が美容系サロンの「押し売り」が死ぬほど嫌いなので、それにだけはならないように注意しながらやっていけたらと思う。
コロナやらなんやらで事業自体は細々とした状態だけど、どうにか生き残っていきたい。
ほとんど自分語りというか報告みたいな投稿になってしまったけど、読んでくださってありがとうございます。
皆さま、身体と心の調子に気をつけてお過ごしくださいませ。
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