食糧品とインフラの値上りが辛い理由
永遠に安いと思われていたから
数年前まで日本はデフレとされ、食糧品とインフラは30年前からほぼ価格が変わらないままだった。
ほとんどの日本人は、
それが永遠に続くかのように錯覚してしまっていた。今もまだ抜けきれていないと思う。円高で裕福国だから原料を買い叩けたのだが、それが終わり始めている。
恐ろしいのは、多くの人がその錯覚のまま長期的な計画を立てていることだ。
住宅ローンがよい例だ。食費光熱費が安いことを前提に、返済額を8万とか10万とかに決める。
老後2000万という試算も、食費光熱費が20年後も変わらず安いという前提で成立している。
余裕を持っていない人は、食費光熱費が数%上がるだけでかなり辛いだろう。
食費光熱費は削れないからだ。食べないと生き物は生きていけないし、水道やガスがないと料理も出来ない。
これを機に食生活と生活を変えたらどうか
以前も書いたが、高くても良いものを購入する方が賢い。
良い米、野菜と肉。良い油、塩、醤油。
それがあれば人は充分満足出来る。
野菜と米が自給出来れば、
上級者は肉と醤油を自給出来れば尚良い。
一般的には、学費と住宅ローンにお金をかけることが重要とされているが、私は全くそう思わない。
どちらも金額の高さに見合った価値を持っていないからだ。
むしろどちらも購入者に有害にさえ思える。