【読書感想】 アイネクライネナハムトジーク 著 伊坂幸太郎
伊坂ワールドが楽しめる一冊!
私が考える「伊坂ワールド」とは
●キャラがナイス!
●ちょっと皮肉めいた言葉選び
●物語の連続性。この人がこんな所に繋がるの!?という驚き。
アイネクライネナハムトジーク 著 伊坂幸太郎
帯に書いてあるとおりなんですが、ちょっとした奇跡が起こって、読んでいる私も勇気を貰えて幸せになれるお話でした。
巻末の伊坂さんの後書きにあるのですが、珍しく強盗犯も殺し屋も超能力もない作品と。
一般人(笑)の話をここまで素敵に書けるのは、もはや凄いなぁ。
短編ぽい構成なんですが、登場人物がゆるく繋がっているので読んでいて「あっ!」って楽しめます。
私の中で伊坂作品ナンバーワンは、ラッシュライフ
うわぁ、何を読んでいたんだ?何が起きたんだ?な状態。
読み終わってから、一時間ぐらいグルグルと考えなきゃいけないくらいの混乱。
気付いたら、エッシャーの絵画状態。
と大興奮を味わえる作品。また読みたいな!