まちのどこを見て歩いているの?
ある学生と話していて、駅前は人通りが多いので、下を向いて歩いていることが多いと話していた。
でも、場所が変わればケヤキ並木に目が行く時もあるという。
それを噛み砕いて考えてみた。
人通りが多いと、目線を逸らすために下を向いて機能的に歩く。
人通りが少なくなるにつれて目線は高くなり、ケヤキ並木に目が行くようになる。
光のページェントなどのように、夜に行われるイベントは、人通りが多少多くても、暗闇が目線をオブラートに包み気にならなくなる。
また、ケヤキ並木に付けられたイルミネーションによって、目線は高くなる。
しかし、同じ定禅寺通でも、中央緑道では、歩行空間が狭いため、歩くときは目線が下に向き、立ち止まって上を見るようになる。