コンセプト ≠ ○○○○
コンセプトは、抽象度が高く、仮にプロジェクトで言えば全体を一気通貫し、その出来事を象徴するメタレベルの言葉
一方で、大人数で意思決定する際に、誰もが否定しない言葉を並べることが、コンセプトではない。
言い換えれば、コンセプトは「道徳的な言葉の列挙」ではなく、「倫理的な言葉の集合体」である。
道徳的なというのは、
いじめはやめよう。
弱いものには優しく。
地球に優しいこと。
などである。
これらは耳あたりが良く、否定しにくい。
けれど、具体的に何をしたら良いのか考えるための手立てを検討しにくいため、この言葉だけではスタートラインに立てない。
倫理的とは、どう在りたいかや方向性を示すこと。
道徳は普遍的だが、倫理観は目的や状況によって変化する。
倫理的というのは、
○○らしさを象徴する言葉を集めること。
○○に入る言葉は、その言葉単独ではもしかしたら否定的な印象を受ける場合もあるかもしれないが、その言葉がその場所や目指す状態の雰囲気を醸しているならば、倫理的には妥当な言葉といえる。
それは、スポーツマンシップのようであり、コミュニティシップのようなものだと思う。
コミュニティシップについては、こちらの本に詳しい