車のための道を歩いてみる
まちづくりに携わっていると、人中心のストリートに変えていく動きを前提とする雰囲気が当たり前になってきたように思う
たまたま、自動車の車両届などの手続きのために、運輸局の出先機関へいってきた。
車での来訪を想定しているため、大きな敷地が必要となり、恐らくこの場所に整備されたと思う。
あえて歩いて行ってみることにした。
当然、最寄駅から徒歩で片道30分近くかかった。
道中の街並みは、工業専用地域らしい景観というか、大型車両が通行しやすく、歩道が少ない道路が多かった。
Googleマップで示された徒歩のルートを歩いたが、当然のように歩道がない、狭い路肩のみある道路を何度も歩かされた。
交差点でも横断歩道は少なく、乗用車もスピードを出して走っていく。
前に読んだ本で、車が走りやすいように、まっすぐ、広い道を設けるほど、運転手はスピードを出してしまう傾向があると書かれていた。
これが車中心の街か。そう実感させられた。
真逆を知り、体験することから人中心の街ってどういうことだろうと考えてみたいと思った。
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