学びの循環
大学時代の同級生が、今春から母校の大学に着任した。
大学へ入学した頃のことを少しだけ思い返していた。
少し背伸びして入学した大学なだけに、不安や新しい環境へのワクワク感でいっぱいだった。
部活やサークルなど、友人や先輩から声かけられる面白そうなところには、一通り顔を出してみた。
『複雑化の教育論』/内田樹にも書いてあるように、大学の面白さはキャンパスライフで起きる偶発性だと思う。
振り返ってみて自分のターニングポイントになった大切な機会は、大抵、友人や先輩、教員などから声かけられる「ちょっといい?」や「これ、一緒に行ってみない?」という声かけから始まる。
本当にそう思う。
そして、今春、母校の教員になった大学時代の同級生との出会いも、偶然起きた、新任教員ゼミへの転入から始まった。
こんなに長く交流があるとは思わなかったし、今、それぞれの立場でこんな形で活躍してるとは想像もしてなかった。
今春、大学に入学された方は大いに遊んでほしいし、大いに失敗しながら、嗅覚と野生の勘を研ぎ澄ましてほしい。
間違いなく20代に培ったその出会いが、30歳以降、仕事なり遊びの付き合いになる。
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