キャラクター(21/06/12-13)
どーも! #見守り太郎です 。メジャー邦画の初土日興行だけを、興行収入を見守りたいから見守る記事を毎週お送りしております。
今週は、菅田将暉 × Fukase × 長崎尚志 × 永井聡 × 川村元気で贈る、完全オリジナルストーリー「キャラクター」を見守りたいと思います。
① 作品紹介
描いてはいけない、主人公だった――。二人の共作、それは連続殺人事件。体験型ダークエンターテインメント誕生! とのこと。
② OP興行
まずはこちらを確認します。
キャラクター
販売数:7万7,279席
座席数:34万0,891席
回数 :2,121回
館数 :220館
稼働率 :22.7%
平均キャパ:161席
平均回数 :4.8回
続いて、こちらを確認します。
興行収入を見守りたい! との齟齬を修正すると、以下のようになります。OP興収が同水準の「Diner ダイナー」と比較します。
キャラクター
初土日興収 :1億9,100万円
初土日動員数:13万3,000人
実質座席数 :46万4,851席
★最終興収=(300館×161席×4.8回×28.6%×1,436円)×◯◯倍
Diner ダイナー
初土日興収 :1億9,100万円
初土日動員数:13万2,000人
実質座席数 :68万6,051席
★12.4億円=(337館×196席×5.2回×19.2%×1,447円)×6.5倍
※縦軸が座席数、横軸が動員数。
※薄緑が最終興収10億円未満、緑が10〜15億円、水色が15〜20億円、青が20〜30億円、紺が30億円以上。紺色作品のみタイトルも記入してます。
※赤点が「いのちの停車場」「地獄の花園」「るろうに剣心 最終章 The Beginning」と本作「キャラクター」です。
最終10億円に到達するかどうか…という厳しめのスタートです。
③ まとめ
「キャラクター」は、1館あたり161席キャパで4.8回を300スクリーンで上映、平均して100席あたり約29人を動員。「Diner ダイナー」は、1館あたり196席キャパで5.2回を337スクリーンで上映、平均して100席あたり約19人を動員。
注目ポイントは座席数が少ないこと。特に平均回数が5回を切っていて、東宝配給作品のなかではかなり異例です。
興行収入を見守りたい! の集計不具合などの可能性もありますが、#見守り太郎調べによると、2016年以降の東宝配給の邦画大作で平均回数が5回を下回っているのは、「後妻業の女」「ヲタクに恋は難しい」「散り椿」「3月のライオン 後編」の4作品のみ。
正直、もう少し席数を確保できれば、OP興収で2億円以上は行けたのでは? と思います。
一方で、席が取れていなくても「後妻業の女」は最終15.2億円(伸び率7.1倍)、「ヲタクに恋は難しい」は最終13.4億円(伸び率5.9倍)。
このサイトでは作品内容に関してはあまり言及しないのですが、「キャラクター」は素晴らしい映画と思っておりまして。
オリジナル脚本で、残酷描写にも正面から向き合い、ポップでハッピーだけではないダークなテイストでエンターテインメント大作を、邦画メジャー最大手の東宝が配給するという意味で。志の高さに脱帽しております。
ですので、引き続き、粘り強くヒットしてほしいと思っております!
以上、「キャラクター」でした。
なお、各用語に関しては、こちらからご確認くださいませ。
#見守り太郎 拝