見出し画像

奥様は、取り扱い注意(21/03/20-21)

どーも! #見守り太郎です 。メジャー邦画の初土日興行だけを、興行収入を見守りたいから見守る記事を毎週お送りしております。

実に2か月ぶりの投稿になり、ご無沙汰しておりますが、今週は、2017年に放映された大ヒットドラマの劇場版「奥様は、取り扱い注意」を見守りたいと思います。

① 作品紹介

私のことホントに愛してる? 夫・エリート公安、妻・元特殊工作員。愛か、任務かーー。国家を巻き込んだ史上最強の夫婦喧嘩勃発! 果たして、2人の愛の行方は…!? とのこと。

画像1

② OP興行

まずはこちらを確認します。

奥様は、取り扱い注意

販売数:112,140席
座席数:555,644席
回数 :2,701回
館数 :253館

稼働率  :20.2%
平均キャパ:206席
平均回数 :5.3

続いて、こちらを確認します。

興行収入を見守りたい! との齟齬を修正すると、以下のようになります。OP興収が近い「僕だけがいない街」と比較します。

奥様は、取り扱い注意

初土日興収 :2億2,000万円
初土日動員数:16万6,000人
実質座席数 :73万5,734席

★最終興収=(335館×206席×5.3回×22.6%×1,325円)×◯◯倍
僕だけがいない街

初土日興収 :2億2,200万円
初土日動員数:17万0,000人
実質座席数 :71万4,268席

★14億円=(329館×205席×5.3回×23.8%×1,306円)×6.3

2016年以降の実写邦画全体のOP興行でのポジションはこちらです。

画像2

※縦軸が座席数、横軸が動員数。

※薄緑が最終興収10億円未満、緑が10〜15億円、水色が15〜20億円、青が20〜30億円、紺が30億円以上。紺色作品のみタイトルも記入してます。

※赤点が「奥様は、取り扱い注意」、ピンクが「ライアー×ライアー」、「太陽は動かない」、「ブレイブ 群青戦記」など公開中の近作。

最終興収10~15億円圏内といったところでしょうか。

③ まとめ

「奥様は、取り扱い注意」は、1館あたり206席キャパで5.3回を335スクリーンで上映、平均して100席あたり約23人を動員。「僕だけがいない街」は、1館あたり205席キャパで5.3回を329スクリーンで上映、平均して100席あたり約24人を動員。

伸び率が7倍近くあれば、最終興収15億円以上になりますが…。

1位「今日から俺は!!」52.0億円 ★
2位「新解釈・三國志」42.0億円
3位「コンフィデンスマンJP 2」38.5億円 ★
4位「事故物件 恐い間取り」23.0億円
5位「カイジ ファイナルゲーム」20.6億円

昨年の興収トップ5のなかで、人気ドラマの劇場版が2作品、しかもどちらもコメディテイストがあるなか、正直、もっと好スタートを切って然るべきだったのでは。

要因として。ひとつは緊急事態宣言の解除前だったこと。そしてそれ以上に「シン・エヴァンゲリオン」とのバッティングがあるでしょう。

興行収入を見守りたいから、同じ週末の「シン・エヴァンゲリオン」の興行状況を拾ってみます。

シン・エヴァンゲリオン(21/03/20-21)

販売数:281,964席(251%)
座席数:1,043,726席(188%)
回数 :4,953回(183%)
館数 :260館(103%)

稼働率  :27.0%(134%)
平均キャパ:211席(102%)
平均回数 :9.5回(178%)

特筆事項は、平均回数9.5回でしょう。「今日から俺は!!」の初土日の平均回数は9.8回、「コンフィデンスマンJP 2」は9.7回だったことを踏まえても、「奥様は、取り扱い注意」の5.3回は、少なかったと言わざるを得ません。

久しぶりの女性アクション大作! まだまだ目が離せません!

以上、「奥様は、取り扱い注意」でした。

なお、各用語に関しては、こちらからご確認くださいませ。

#見守り太郎


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?