騙し絵の牙(21/03/27-28)
どーも! #見守り太郎です 。メジャー邦画の初土日興行だけを、興行収入を見守りたいから見守る記事を毎週お送りしております。
今週は、ミステリー小説「罪の声」の塩田武士が、大泉洋を主人公にあてがきし、2018年本屋大賞にランクインするなど、話題・評判ともに世間の注目を集めた、前代未聞のベストセラー小説を実写化した「騙し絵の牙」を見守りたいと思います。
① 作品紹介
ウソを見破り、ウラを暴け。騙し合いバトル、開幕! 全員クセモノ! 予測不能! 崖っぷち出版社で生き残りをかけた逆転連発エンターテインメント! とのこと。
② OP興行
まずはこちらを確認します。
騙し絵の牙
販売数:57,299席
座席数:378,577席
回数 :2,544回
館数 :256館
稼働率 :15.1%
平均キャパ:149席
平均回数 :5.0回
続いて、こちらを確認します。
興行収入を見守りたい! との齟齬を修正すると、以下のようになります。同じく大泉洋主演作で、OP興収も近い「こんな夜更けにバナナかよ」と比較します。
騙し絵の牙
初土日興収 :1億1,800万円
初土日動員数:8万8,000人
実質座席数 :50万7,234席
★最終興収=(343館×149席×5.0回×17.3%×1,341円)×◯◯倍
こんな夜更けにバナナかよ
初土日興収 :1億1,300万円
初土日動員数:8万7,000人
実質座席数 :54万7,044席
★11.4億円=(330館×163席×5.1回×15.9%×1,299円)×10.1倍
2016年以降の実写邦画全体のOP興行でのポジションはこちらです。
※縦軸が座席数、横軸が動員数。
※薄緑が最終興収10億円未満、緑が10〜15億円、水色が15〜20億円、青が20〜30億円、紺が30億円以上。紺色作品のみタイトルも記入してます。
※赤点が「騙し絵の牙」、ピンクが「ライアー×ライアー」、「太陽は動かない」、「ブレイブ 群青戦記」、「奥様は、取り扱い注意」など公開中の近作。
最終興収は、現状10億円未満と言わざるを得ません。
③ まとめ
「騙し絵の牙」は、1館あたり149席キャパで5.0回を343スクリーンで上映、平均して100席あたり約17人を動員。「こんな夜更けにバナナかよ」は、1館あたり163席キャパで5.1回を330スクリーンで上映、平均して100席あたり約16人を動員。
先週同様「シン・エヴァンゲリオン」に加え、今週から「モンスターハンター」も登場し、実写邦画にとっては厳しい状況です。
興行収入を見守りたい! から、同じ週の2作品の興行状況を拾ってみます。
シン・エヴァンゲリオン(21/03/27-28)
販売数:227,555席
座席数:792,322席
回数 :3,544回
館数 :260館
稼働率 :28.7%
平均キャパ:224席
平均回数 :6.8回
モンスターハンター(21/03/27-28)
販売数:106,115席
座席数:601,241席
回数 :3,241回
館数 :258館
稼働率 :17.6%
平均キャパ:186席
平均回数 :6.3回
「シン・エヴァンゲリオン」平均キャパ224席、平均回数6.8回。「モンスターハンター」平均キャパ186席、平均回数6.3回。これに対して「騙し絵の牙」平均キャパ149席、平均回数5.0回。うーん…
とはいえ、「こんな夜更けにバナナかよ」の際には、クオリティの高さがジワジワと広がり、2週目土日に、前週比110%を叩き出しました!
本作の動向、まだまだ要注目です!
以上、「騙し絵の牙」でした。
なお、各用語に関しては、こちらからご確認くださいませ。
#見守り太郎 拝