新解釈・三國志(20/12/12-13)
どーも! #見守り太郎です 。メジャー邦画の初土日興行だけを、興行収入を見守りたいから見守る記事を毎週お送りしております。
今週は、「ヲタクに恋は難しい」「今日から俺は!」と2020年に大ヒット作をすでに2作も贈り出している、ヒットメーカー福田雄一監督の3作目「新解釈・三國志」を見守りたいと思います。
① 作品紹介
脚本・監督:福田雄一 × オールスターズが全員集合(アッセンブル)! 天下無双のエンタメ超大作! とのこと。
② OP興行
まずはこちらを確認します。
新解釈・三國志
販売数:309,300席
座席数:892,188席
回数 :4,517回
館数 :264館
稼働率 :34.7%
平均キャパ:198席
平均回数 :8.6回
続いて、こちらを確認します。
興行収入を見守りたい! との齟齬を修正すると、以下のようになります。OP興収が近い「信長協奏曲」と比較します。
新解釈・三國志
初土日興収 :5億9,300万円
初土日動員数:42万3,000人
実質座席数 :117万6,066席
★最終興収=(348館×198席×8.6回×36.0%×1,402円)×◯◯倍
信長協奏曲
初土日興収 :6億1,600万円
初土日動員数:46万6,000人
実質座席数 :118万7,685席
★46.1億円=(325館×355席×5.1回×39.2%×1,322円)×7.5倍
2016年以降の実写邦画全体のOP興行でのポジションはこちらです。
※縦軸が座席数、横軸が動員数。
※薄緑が最終興収10億円未満、緑が10〜15億円、水色が15〜20億円、青が20〜30億円、紺が30億円以上。紺色作品のみタイトルも記入してます。
※赤点が「新解釈・三國志」、ピンクが「滝沢歌舞伎」、「サイレント・トーキョー」など公開中の近作。
最終興収30億円代を優に超える素晴らしい大ヒットスタートです!
③ まとめ
「新解釈・三國志」は、1館あたり198席キャパで8.6回を348スクリーンで上映、平均して100席あたり約36人を動員。「信長協奏曲」は、1館あたり355席キャパで5.1回を325スクリーンで上映、平均して100席あたり約39人を動員。
コロナ前とコロナ禍のヒットを生み出すための興行戦略の違いが手にとるように見えやすいです。
コロナ禍の三大条件
① OP館数を増やす
② 平均回数を増やす
③ 伸び率を増やす(洋画大作がないから伸びやすい)
飛ぶ鳥を落とす勢いの新作福田映画! 「信長協奏曲」の伸び率7.5倍を超えて、「今日から俺は!」の52億円を上回れるか! その結果は果たして…
以上、「新解釈・三國志」でした。
なお、各用語に関しては、こちらからご確認くださいませ。
#見守り太郎 拝