名勝負① PとJK vs ひるなかの流星(17/03/25-26)
今週は、公開規模250館以上の新作実写邦画がありませんので、過去の名勝負をご紹介します。2017年3月25-26日の「PとJK」と「ひるなかの流星」を見守ります。
① 作品紹介
当時は胸キュン映画が大流行してましたね。
② OP興行
まずはこちらを確認します。
PとJK
販売数:96,144席
座席数:368,080席
回数 :1,976回
館数 :231館
稼働率 :26.1%
平均キャパ:186席
平均回数 :4.3回
ひるなかの流星
販売数:94,933席
座席数:420,876席
回数 :2,149回
館数 :213館
稼働率 :22.6%
平均キャパ:196席
平均回数 :5.0回
当時の土日結果。僅か100万円差の大接戦でした。
PとJK
OP興収 :1億7,500万円
OP動員数:14万2,000人
OP単価 :1,232円
OP館数 :303館
ひるなかの流星
OP興収 :1億7,400万円
OP動員数:14万7,000人
OP単価 :1,184円
OP館数 :273館
興行収入を見守りたい!と実数との齟齬を修正すると、以下のようになります。
PとJK
★10.1億円=(303館×186席×4.3回×29.4%×1,232円)×5.8倍
ひるなかの流星
★13.7億円=(273館×196席×5.0回×27.3%×1,184円)×7.9倍
③ まとめ
PとJKは、1館あたり186席キャパで4.3回を303スクリーンで上映、平均して100席あたり約29人の動員。ひるなかの流星は、1館あたり196席キャパで5.0回を273スクリーンで上映、平均して100席あたり約27人の動員。
ポイント①
PとJKは平均キャパと平均回数が少ない。
ポイント②
PとJKはOP館数が多い(OP単価も高い)
ポイント③
3月末は年間有数の強豪ひしめく公開時期。
2017年も、シング、モアナ、キングコング、
ドラえもん、仮面ライダー、ララランド…
と、洋邦アニメ問わず大作ばかりがランクイン。
当然、映画館でのスクリーンの割り振りもシビアに。
席数を確保するために…
PとJKは館数を、ひるなかの流星はキャパと回数を。
2作品の興行戦略の違いがよく見える名勝負でした!
以上「PとJK」と「ひるなかの流星」でした!
#見守り太郎 拝