2021年11月28日 14週6日

9時半起床　日曜

朝、トースト、目玉焼き、ミネストローネ、ヨーグルト

午後から久々にダンスを観に行く。
今の自分の感覚として、「我」みたいなものが全面に押し出されるタイプではないものが見たかった。
見た人の感想を聞いて、これならよさそうと思った。

舞台上にあるオブジェもダンサーが作ったもの、拾ったものなどで構成されている。稽古をする、作品を作る、そういう過程をひとつずつ手に取って、どのように作るかを改めて問うていくような身振りが真摯だった。1時間という上演時間も妊婦的にはちょうどいい。施設内にあるギャラリーの別の作家の映像作品もよかった。

かまぼこと豚肉を買って帰宅。
昨日母からもらったちゃんぽんを作る。麺とスープが付いていて、麺を茹で、野菜と肉を炒める。夫が土鍋で食べるのがいいのではと言い、鍋に2人前を盛り付け、取り分けながら食べた。冷めないしいい。
ちゃんぽんにあまり興味がなかった。ちゃんぽんだったら断然ラーメンが食べたいと思う方で、外食であえてちゃんぽんを選んだこともない。
でも寒い時期は特にいいかも知れない。野菜もたくさん食べられるし。

夜、きみは赤ちゃんの続きを読む。出産のくだり。無痛分娩だったが子宮口が開かず帝王切開になる。
そして産まれた。出てきた者と対面したときのことは、本人のエモーションも消さないように、柔らかい言葉で書き留められている。
もはや妊婦の体験全般は自分に地続きと捉えられるマインドなので、読んでいると涙が出る。

私は私の言葉で出産の日の一部始終をどう言葉にするだろう。この日記もいずれ妊娠生活を書くために書き留めているけれど、まとめたときには割愛されるであろうこともここに残っていく。大したことは書いていないが、このなんでもないような日々に胎児はアボカドサイズまで成長し、明日から15週になる。