まさかのターニングポイント
静かな「きゃーーーーー」
な気持ちが続き、心が病になり(現在どこまで回復してきているか?自分にとっての目安。私は子供の頃から大の音楽好きなのだが、心にくると大好きな「音」が駄目になる。音楽もラジオも、つけてみても負荷が多くて消してしまうのだ。TVはここ10年前くらいから見ない。まだ音楽は聴けない。)、よっこらしょと穴ぐらから抜けつつあった頃、我が犬に癌の一種である肥満細胞腫がみつかった。
保護犬で2歳の時に迎えて約5年。まだ7歳前で若いし、雑種だし、手作り食でやってきたので変な物は体にあまり入れないように気を付けてきた。
なのに悪性癌の診断を聞いて、戻りつつあった心が別の方向で乱れた。
オペまでの1週間、癌に効きそうな食材や与え方を調べ、本を読んで実践。手作り食には慣れていたので、強化すればいいだけだったからそこは割と楽だった。
何故うちの犬が癌になったのか。
原因を考えてしまう。家族の場合もそうだよね。
でも犬は(今一緒に暮らしているコは性格的に特に)、飼い主が全世界。
飼い主の関わり方、状態が大きくそのコに影響してしまう。
私は30代の頃からぼちぼちと鬱を繰り返した。実際に死のうとした事はないし薬もそんなに飲んでこなかった。だから軽めなのだとは思うのだけど。
死ぬという事のみが希望という日々は、自分で自分が怖いし、言わずもがなキツイ。
ここ最近は大きいのがなかったけれど昨年久し振りにやってきて、結局変わらない自分に嫌気も差して、今回の事も。
コロナが起きて、あらゆるボーダーの近くにいる人々は気を付けなきゃと思ったけど、もれなく私もな感じ。ですよね、と思った。
そんな自分の状態が犬の病を招いたのだと感じた。
長い事心から深く求めている他者との関わり方、充実感や仕事面も。全てから遠くにある為に情緒が一定せず、被害者意識が強い、諦め感が強い。
自分が求める物に近づこうとずっと行動してきたけど、どうもね、上手くいかない。
まあこんなもん、としてたまに鬱も繰り返したりしながらぼちぼちと人生終えていくのもありかと思っていたが、コロナで思い考えた諸々と、犬の病があって、人生をちょっと「変える」行動をしたいなと思っているところ。
30代で離婚をし、自分が立ってきた地面が無くなったようにぶっ倒れた。
自分の地面を作り直すのに、夫の店を自分の店として立て直し、初めての一人旅で海外ドライブ旅に出たり、短期留学にいったり、したいと思うことはやってきた人生だった。
そんなこんなでやりきった感がある上に、疲れたし、もうこんなもんでいいや~というのもある。
でも自分はそれでいいけど、一緒に暮らす犬と猫にとってはこれが一生。
だから飼い主の責任としてもうちょっとやってみようかなと。
まだ心が疲れ過ぎてて悲しいくらいに動けないけど。気持ちはあるのが今の状態。
この数ヶ月に自分の内側で起こった事は、後に、人生で何度かあるターニングポイントのひとつとして数える事になる気がしている。
コロナよ。
感染症が起きて、自分が感染以外の事々でこんな風になるなんてね。
分かってるけど、それでも本当に人生はわからないものです。