【アニメ】Re:ゼロ2期4話が衝撃的すぎた件※ネタバレ注意
ネタバレがあるので純粋に作品を楽しみたいよって人はブラウザバック推奨です。
アニメRe:ゼロから始める異世界生活は小説投稿サイト『小説家になろう』が原案で2016年4月から第1が放送された、異世界ファンタジーアニメです。
ざっくりとアニメのあらすじを描くと
主人公ナツキ・スバルはある日コンビニ帰りに異世界に転生してしまう。
異世界後の世界でスバルは、死んだらある時間のある場所に戻される『死に戻り』の能力を獲得する。
そんな中主人公は命を助けてもらった少女エミリアに恩返しをするために、異世界の様々な敵と戦いを挑む。
といった感じです。
いや...普段あらすじとか書かないから我ながら下手くそすぎ(笑)
この作品が話題になっていたのは
・グロい描写が満載
・「詰み」の絶望感の表現が生々しく、視聴者側も息が詰まる
自分はこの部分がこの作品を傑作に仕立てていると思っています。
もちろん、女の子のキャラクターが魅力的というのもありますね!
そして、今回の2期4話...なにが衝撃的だったかというと
異世界ものなのに1話丸々主人公がいた現実世界での話で進んだというところです。
4話では主人公が現実世界での記憶に戻り、自分自身と親との対話をテーマに話を進めていく形になっています。
最近は多くの異世界ものの作品が生まれ、巷では「異世界ものブーム」みたいになっていますね。
異世界もののアニメの利点は、「現実世界と切り離すことで、主人公を取り巻く環境の制約を排除できる」というところだと思います。
言い換えると、主人公は視聴者が感情移入しやすいように現実世界の人にし、環境は制約やバックグラウンドを極力減らして主人公に自由な振る舞いをさせるために異世界にする。
といった異世界ものの作品が多いと思います。
これ自体はとても良い構想だと思っていて、主人公の特別感を演出しつつ、夢のある世界観を創れるため、アニメーションの真骨頂ともいえる作品の形の一つだと思っています。
今回のリゼロ4話では、そこをあえて現実世界を混ぜることで、現実世界での”自分”から目を逸らさずに、効果的な主人公の心理的ステップアップに利用したというところに衝撃を受けました。
命名するのであれば逃げの異世界ならぬ『攻めの異世界』といった感じでしょうか。
原作は未読なのでこの後は予想になりますが、多分今回が特別に現実世界に戻った回で、今後は異世界での話がメインになってくると思います。
しかし、作品の厚みを出すうえでかなりキーになっていると思っていて、なんとなく主人公が異世界で俺強え~
しているのではなく、今までの自分を乗り越えて成長しているという表現になっているな~と思いました(語彙力)
それに、この現実世界に戻るタイミングが絶妙だなと感じます
これは、原作者の長月達平先生もですが、アニメの制作陣にも感嘆してしまいます。
正直、この回は劇薬だと思っていてこれを1期のタイミングやシナリオの中やっていたら失敗だったと思います。
1期で作品の話題性と人気をがっつり上げて、2期の1話,2話で視聴者をぐっと作品に引き込んだタイミングでこの回を挟んだことで、ストーリー自体は進んでいないものの、今後のストーリー展開に向けて主人公に視聴者の感情をがっつり移入しつつ、間延び感の無い演出になっていると感じました。
というか、素直に異世界ファンタジーで主人公と親との対話があるっていうのが驚きです。
それに主人公の能力をインフレさせるのではなく、心理的な面を強化していくというのも異世界ものとしては異端ですよね。
今後この回がどう作品に関わってくるのか目が離せません!
(編集後記)
ちなみにAbemaで視聴してます。ちょっと前まではGyaoとかが日本の動画配信サービスとしては大手だったイメージですが、Abema破竹の勢いでシェア取ってますね。