転売意見に対する反論をひたすら書いてく
気になる項目は目次を参照してね
随時加筆していく予定なので、目次を参照してください。
最初に
単純にこの記事は”議論っぽい”ことが好きな主が趣味で反論書いてみたnoteです。
よくある転売反対の意見に対してひたすら反論を書いていこうと思います。
ちなみにNintendo Switch発売当時3日間何店も回って、オンライン販売もづっと張り付いていたのに買えなかった経験があるので、転売ヤーにいいイメージは持ってないです。いまだにPS5買えてないし...
ただ、これは個人の「快・不快」であって、議論という場では全く根拠たり得ないので、そういったものを置いて俯瞰的にこの問題をみたら面白そうと思いまとめてみることにしました。(それに今非常にHOTな話題なので)
タイトルの星の数は個人的な意見の強さ(納得度)を表しています。☆4以上は転売反対側に立ったコメントを付け加えています。
※記事の内容については特定個人を陥れたり、限度を超えた転売行為(犯罪)等を助長するものではありません。
※適当に書いている記事なので、引用等したい人はご自由にどうぞ。
※適宜、修正加筆していくかもしれないです。
前提として
これはそもそも議論以前に結論出てることを書いておきます
【古物商許可証の有無】新品の販売では必要なし。この許可が必要な主な理由が「盗品」の売買を防止する目的であるため。
【生活必需品の高額販売】法によって制限できる。『国民生活安定緊急措置法』によって、政府が国民生活との関連性が高いと判断したものは、価格を安定させる(制限を設ける)ことができる。これに反する転売行為はもちろん違法。
【転売禁止商品の転売】「詐欺罪」に該当する可能性があります。販売時にメーカー側が転売目的での禁止を条件で販売したのにも関わらず、転売行為を行った場合「詐欺罪」になる可能性がある。つまり違法行為。
No.1(反):「町を流れる川の上流をせき止めてそこの水をそこの住民に高値で売りつけるのが転売ヤーのやってること」☆★★★★
反論1:そもそも水は国民生活と大きく関わる必需品であり、個人が趣味で購入する「嗜好品」の議論の例えとしては不適切である。無理に買わなくていいものを例えにするのが適当。
反論2:水を完全にせき止めるコストを考慮できていない。大きな川(=大きな市場)であるほどダム建設に膨大な費用が掛かる。また、水は小さい沢や井戸などからも入手可能である(=代替品)これをすべてせき止めるコストは甚大なものであり。収支がとれるとは思えない。
【正しく言い換える例】
「みんなが仲良く使ってた松茸が生える山の松茸を一晩で一人が採り切ってふもとの村で高値で販売する行為」
No.2(反)「転売ヤーが価格を釣り上げている」☆☆★★★
反論1:購入者がいるので価格が釣りあがっている。100均の洗濯ばさみを転売ヤーがメルカリで1万円で売っても取引は成立しない(価格は上がらない)。
反論2:そもそも商品が独占・寡占市場であることが問題。消費者の選択肢が増えれば必然的に転売も減る。企業が囲い込みをしているため消費者の選択が狭まれ、価格上昇が引き起こされている。例えば、switchのカセットを遊べるゲームがN社だけでなく、G社、M社、S社...とたくさんあれば、わざわざハードをSwitchにこだわる必要はなく。価格・性能に応じて自由に消費者が選択できる。
→ただし、企業も研究開発に掛けたコストを回収する必要があるため、それ自体を否定するものではない。
No.3(反)「コンテンツが衰退する」☆☆☆★★
反論1:具体例はあるのか?例えばポケモンカードは2018年から転売が激しくなったが(「シロナ」というカードが出たあたり)、そこからコンテンツはどんどん拡大している。それに合わせてカードサプライなど周辺のアイテムの販売も活発になっている。
反論2:むしろ価格が低下する方がコンテンツは衰退する。
例えば、現状は転売があるため最初に予約購入した人は供給が安定するまでお得に遊ぶことができ(最初に買った優越感等)、つまらないと思って中古で売る時も高値で売れるため購買意欲を高くできる。(=積極的な消費行動を誘導できる。)
一方で、転売が全くなく、価格が需要に合わせて(よく言う”本当に欲しい人”に合わせて)変動する場合。
最初に購入しなくても、すぐに市場価格は下がっていくためすぐに購入しなくても良い。
また、つまらなかった場合、中古価格がすぐに落ちてしまうため、購入に対して冷静な行動をとる可能性がある。(=市場が縮小する可能性がある。)
No.4(反)「お店の負担が増える」☆☆☆☆☆
正論:早朝から並ぶ集団的な買い占め行為や、ソフトを使った大量のアクセスは店側の不必要な負担を増やし、一般客へのサービス低下につながる。
反論1:そもそもこれは「転売」ではなく、「買い占め行為」の問題ではないか?つまり、個人で並んで正規購入しそれを転売する行為に対する反論としては弱い。
反論2:小売店が勝手に購入者を選別してもいいのか?メーカーが意図しない販売を助長しないか?
例えばメーカー側が『家族で楽しんでもらいたい』と想定した商品に対し小売店が勝手に『1家族1点まで』と購入制限を設けた場合。メーカーが想定した商品の魅力を損なわせていないか?
No.5(反)「欲しいのに買えない人がいるのはメーカーにとってマイナスである」☆☆☆☆★
正論:メーカーの生産量・流通量には限界があり。その中で長期的にファンとなってくれるユーザーに対して優先的に購入してもらうことは、中長期的に見てメーカーの利益になる。それを阻害する転売ヤーの存在は、メーカーにとってデメリットの方が大きい。
反論1:欲しい人に全員いきわたるまで生産すればいい話である。リスクを回避して少数生産をして数が用意できないのはメーカー側の落ち度である。うまくいけば、「欲しい人+転売ヤー」で利益は拡大するはずである。
反論2:「期間限定」「個数限定」「地域限定」等の手法で購買意欲を煽っているのはメーカー側である。そういった限定商品にしないと売れないため、メーカー側もそれを分かってやっている。
反論3:需要が常にあり続けるというのは小売店にとってメリットである。長期在庫を抱えるリスクが減り。トヨタの生産方式のように「ジャストインタイム」で流動的に商品を提供することで、無駄を省きコスト削減になる。また、”商品を入荷すること自体”がお店に客を誘導する宣伝効果を生み、客がお店に来店する頻度を増やすことができる。
反論4:メーカー側や小売店が販売手法を努力すればよい。(会員制にしたり、過去の購入履歴から優先度を決めるなど。)
→ただし、これは新規ユーザーに不親切である。新規のファンをつくれないということはメーカー側に不利益である。
締め
面白い意見があったらどんどん追記していきます。
『転売を無くす最も効果的な方法は転売から買わないことである。』
(最初編集日2021/08/03)