雲取賞2024
2ヶ月ぶりの予想記事です。
久しぶりだから改めて。これは予想記事と言っても、自分の為のメモです。血統から予測する適正を、将来答え合わせするために、先々楽しむために書き残すものです。
日記的な内容も多いので、予想を参考にしたいという方はブラウザバック推奨です。
まえがき
2期連続で社内の褒賞旅行の権利を放棄した。
この褒賞旅行、そもそもシステムが嫌いなんです。
今回は行き先が北海道だったので、ワンチャン牧場めぐりが出来ると思って前向きに検討してたけど、それが叶わないならば欠席。
だって、営業成績が良かった人のみの旅行って、時代錯誤な気がしません?
いつまでマンパワーに頼ってるんですか。令和の時代、もっと組織として強くならないといけないと思うのです。
営業成績だって、個人の力で挙げた数字がどれだけあるんですかって話。馬券と同じ、いい時だってあれば悪い時もある。たまたまこのキャンペーンのタイミングで成績がよかっただけ。
それに、営業は一人で仕事してるわけじゃない、関連部署のメンバーだってたくさんいる。それなのに営業だけがいい思いをするのも違うかなって思う。
褒賞旅行に予算を割くなら、社員全体に還元したり、営業以外の社員のモチベーションが上がることに使ったり、社員旅行に使う方が効果があるのではないか。そもそも通常のインセンティブでいいのではないか。
こんなことを色々と思うわけで。弊社割と古い体質の会社で、無駄な会議や無駄な書類も山ほどある。
自分は事あるごとに声を上げてしまうので、扱いにくい社員なんだろうなと思う。先輩から「お前ももうすぐ40なんだし、子供みたいに文句言わずに」なんてよく言われてる。文句言ってるつもりはない、なんだかんだ自分はこの会社がきっと好きなんだ。良くなるためにと思って発言してる。
確かに経営職どころか管理職でもないし、その立場にない者が言うことじゃないかもしれない。でも、長いものに巻かれてしまってはいけないという自分の中の正義みたいなものもあって。
バランスが難しいのだけど、いい意味での異端児でいたいなとは思ってる。
さて、競馬予想。インターネットにSNSがこれだけ盛んな時代。
簡単にいい情報が手に入ってしまう。でも、その情報を予想の元にしてしまっては、結局誰かが発信したものを参考にしているわけで、その他大勢の人も目にしている情報ってこと。
もちろん勉強する為には困らない、多くの情報も手に入るから、使い方次第。
だからこそ、他にはみかけない予想ファクターを身に付けたいと思って古の血統論を勉強してる。結果は出ていないし、相変わらず当たらないけど、自分としては楽しめている。これもまたバランスが難しいのだけど、いい意味での異端児でいたいなとは思ってる。
さて、かなり前置きが長くなりました、雲取賞。
M78星雲から来た『異端児』がいるので、その馬の話をしようと思う。
1.血統
まず全体として目につくのは、「米系」由来の優先祖先、かつ「短め」の距離適正の馬が多い。非常に多い。
本質的にスピード豊富な馬が多い中で、重くなった大井の砂。ほぼ全馬が距離延長かつ経験のない1800m。展開とペースはかなり読みにくい。
ならば血統を信じて、狙いは迷いなく「欧州系」もしくは「日本系」の2択にしたいと思う。
かなり限られてくる。
2.実績面
ご覧の通り、ほぼ全馬1800の経験がない。
デビュー時の距離も記載してみた。早期デビュー以外で短いところをつかっている馬は割り引きたい。
一番右、これまでの主要レースを軽く分析。
当然今回のペースがどう転ぶかにもよるが、赤文字のレースはかなりスピードの持続性を問われたレースだったと思ってる。特にブルーサンの1勝クラス、アマンテビアンコのカトレア賞の数字は優秀。両馬とも大井で前走のパフォーマンスが出せるかだけが鍵。
ピコニの前走は条件戦だし判断しかねるけど、途中から捲ってもったままだったことを考えると素質の高さを測るには十分と感じる。
3.各馬短評
1.ギガース
前走は強かったが、やはり距離にやや不安。最内で死んだふりでワンチャン3着ならあっても。
2.ローリエフレイバー
ギガース同様父の形を継ぐ馬。先手が取れれば面白いと思う。牝馬でこちらに出てくるってだけで自信は伺える。
3.ボクノオクリモノ
前走は不良馬場で馬が変わったような走り。父の影響だろう。不良馬場で強いリーチザクラウンの形。
4.トーセンヴィオラ
2代母カグラ~Key of Luckが優先の形、父マクマホンも含めごりごりの欧州系。今回狙い目の血統には該当する。紐で一考の余地はある。
5.ブルーサン
ヘニーヒューズの正統後継者モーニンのMAX産駒。スピードの化身で、母父ステゴで距離の融通も効くのか18でもよいパフォーマンスを示す。新大井と今回狙いの血統から外れている点、基礎体力が低い中で年明け3戦目の点を考慮して、買わない選択を選びたい。怖い存在なのは間違いない。
6.クルマトラサン
デビュー戦でB3クラスの数字を叩き出した強者。ヨハネスブルグが強くでており、中央勢も参戦のダートグレード18は厳しいと思う。優駿スプリントで買いたい。
7.マオノアンコール
未勝利の馬が出走出来る仕組みがよくわからない、勉強不足。父バトルプランの優勢期産駒。
8.ウルトラノホシ
M78星雲から来た今回の異端児。
9.アマンテビアンコ
府中マイルであれだけのパフォーマンスが出来る馬は、大井18で同じパフォーマンスは難しい。こういう思い込みが昨年末のウィルソンテソーロが買えない要因となる。なにせ母は難関で無双したユキチャン。この一族は母系~Topsiderという優秀な持続力を継いでいる。本馬もそう。ちょっと保留。
10.ライゾマティクス
母父Wer Front優先、多重クロスが多くいかにもダート短距離向きと判断したい。
11.ピコニ
シニミニ×BTはミックファイアと同配合。しかも、父劣勢で優先は4代母まで遡る、なんとここまでミックファイアと同じ流れ。ミスターシービーからトウショウボーイ~へ続く形で、欧州色が強い。
デビューはマイルで、2戦目ゴールドジュニアで強い競馬をみせて、4か月ぶりの前走で初勝利。素質はかなり高いと期待しているし、今回の狙いの血統テーマにも合致。狙わない手はない。
12.マイケルマキシマス
新馬でアジアミッションに勝利しているのは評価も、その後の実績から手は出しづらい。
13.イーグルノワール
父ブリモル優先、かつ母のMAX活性産駒、18は初めても距離はおそらく大丈夫のはず。中央馬3頭の中で一番不安点もないし、軸はこれじゃないかな。
14.フロインフォッサル
父ドレフォン優先、母父はキズナ。実績は足りないけれど、差してこれる可能性は感じる。3列目に一考。
15.イモノソーダワリデ
大井転入2戦目、早熟性も高く、母系からスタミナも感じる。大穴で3列目。
16.サントノーレ
これは穴人気確定じゃなかろうか。買い目に余裕があれば買いたいけど、ちょっと消す方向で。
4.異端児への夢
さて、今回の主役ウルトラノホシ。
何が異端児って、この馬の優先祖先は、トウショウフリートからトウショウペガサス。
この段階でピンとくる人は超古参の競馬ファン。
私は知らなかったので調べました。
このトウショウペガサス、85年の中山記念の勝ち馬。(1985年って俺の生まれた年じゃん。)
父ダンディルート、その血脈はトウルビヨンからヘロド系、それはつまり今や風前の灯火、3代始祖のバイアリーターク系なのだ。
これは異端児。
ヘロド系といえばシンボリルドルフの父パーソロンも同じ系統で、日本でも一世を風靡した系統のはず(確か)。
トウルビヨンのこの系統は、いまではすっかり見なくなった系統で、現代競馬で5代血統表内でみかけるのはかなり珍しい。
ちなみに、テシオ理論だと有効なのは5代前までとしているため、いまここでトウルビヨンが~とかヘロドの血が~とかいう気は全くない。
何十年も経て、この血統を持つ馬がダートグレードのレースに駒を進めているという事に感動しているのだ。
さながら、M78星雲から帰って来たウルトラマンのようなヒーローになってはくれないか。
そんな想いを込めて、雲取賞の本命を託したいと思う。
5.まとめ
今年は地方ダート改革元年。
ダートグレードに格付けされた最初の雲取賞は、中央馬3頭vs地方馬の構図。
本当は地方の大将としてダテノショウグンを買う予定だったのが、非常に残念な回避。
となれば、地方の大将はウルトラノホシということになる。
南関勢を差し置いて、佐賀の星。前走のブルーバードCは4角の躓きがなければ、本当に惜しいレースになっていたと思う。
かなりのハイペースで差し込んでこれた、ともみえるが立派な地方大将として本命に推したいと思う。
各地区のネクストスターから楽しませていただいた経緯や、専ら佐賀ファンなのも重なり、ウルトラノホシには私情も入ってしまっている。それは否めないが、今回馬券内に食い込む資格も十分にあると思ってる。
対して中央馬3頭。イーグルノワールが一番信頼がおけて堅いと判断。他2頭は脆さも含んでいると考えて、3つの内一つ席が空く可能性は十分あってもいい。
◎ウルトラノホシ
〇イーグルノワール
☆ピコニ
▲ローリエフレイバー
△アマンテビアンコ
馬券(仮)
◎単複
☆単複
◎〇☆BOX
水曜日は姫路競馬場へ紙の馬券を購入しに行こうと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。