若武者賞2023
この時期の2歳戦ってのは、馬券というより来年に向けての積み重ね。
クラシックを狙える素材なのか、2歳戦が一番適した仕上がり重視の配合なのか。予想というよりも今後のメモの為に記事として残します。
1.血統面
1番パンセ
SSの3×4を持ちどう転んでもSSへ辿り着いてしまう形。配合だけなら芝でもやれそう。その中で優先はネオユニヴァース。体力的にも不安があり、惜しい競馬が続いて勝ち切れず今回も中2週。奥の深そうな感じだし、2歳重賞を勝ち切るようには見えづらいかな。
2番ウインアザレア
父マインドユアビスケッツ優先、仕上がりも早いし昨年に続いてまだまだこの産駒は活躍するんじゃないか。1ターンの2000までならとりあえず買っておいてよい。
3番アジアミッション
母父のサウスヴィグラス優先の形でアウトブリード配合。量も十分だし、いままでのレースぶり通りスピードを活かすレースがとても合っている。クラシックはどうかな、世代戦の18ぐらいまでならなんとか。古馬になるとマイルが限界かなと。
4番コルベット
優先は父エスポワールシチーで南関ダートでは十分戦える形と、2代母からMAX活性を受け、質も量も申し分ない。奥深くはEl Pradoを出した牝系でクラシックに向けてちょっと楽しみ。ちょっとクロスが多いのが気がかりかな。
5番ミスティライラック
モーニンのMAX産駒、モーニンはヘニーヒューズの形を継ぐポストヘニーヒューズとして期待できる方、ヘニーヒューズと同じ様に12-14が主戦場になると思う。能力的にどうか。
6番ホークマン
母カラフルロマンスが優先の形で、その父ティンバーカントリーが恐らくMAX活性。あのヒーローコールも母からティンバーカントリーへと続く形だし、期待したくなるね。適正は短距離と記載したけど、少し含みを持って様子を見たい。
7番グラッシーズマン
父はアジアエクスプレスだけど、形はゴールドアリュール。形自体は走る形を継いでいるし、ゴールドアリュールを軸にシングルピール、アジアエクスプレスをNDを2本、先々も面白いと思う。
8番デーレーラプター
門別で無双中のダノンレジェンドだけど、この世代は優先は母から。この馬は4代前まで遡ってハイセイコーまで続く。3走とも逃げられていはいるけど、ダノンレジェンドでどこまでスピードを補えてるか、って感じのイメージ。
2.実績面
実績の前にいつも必ずチェックする騎手×厩舎の成績。
それと今回の乗り変わりは3人。
次にレース内容の実績。2歳戦のこの時期、当然ながらHペースの経験馬が少ない。
Hペース経験、もしくはMペース以上でラップのタイム差2.0秒以内の経験をしている馬、でソートした場合クリアした馬は5頭。
次に2歳戦ならではのレース経験を。
とにかく1戦でも多く経験している馬、砂被りや差し経験、競られた経験など、レースリプレイを見ながら検証。
頭数と馬番だけ表にしてみた。
3.予想と今後の展望
※人気も専門家の評判も何もみていないので、変更の可能性あり
◎グラッシーズマン
〇ウインアザレア
グラッシーズマン
この時期の2歳戦はとにかく経験が大事、といいながらまさかの1戦1勝馬。
外枠の逃げ馬、ってのがいいよね。開催初日の月曜しかみていないけど、内の逃げ馬は捕まっている印象。キャリア1戦でリスクも大きいけど、テンの速さも十分通用するし、新馬の再現が出来るかだけ。最後まで競られながら上がり最速で逃げ切っているし。ゴールドアリュールの形×アジアエクスプレスでスピードも大丈夫なはず。
ウインアザレア
対抗は対照的にキャリア最多馬。前走馬が別馬になったかの様な末脚。もともと2走目に厳しいラップも経験しているし、前走の追い込みは予想できなかったにしても、下地はあったと今見返すと感じる。なによりマインドユアビスケッツなら重賞でも買っていいでしょう。
悩アジアミッション
この2走後続を突き放す強いレース内容。ただどちらも大外からストレスのない競馬。今回初めての内枠で、先行馬も揃って試金石の一戦。ここも難なく突き放すようなら、血統的な心配もないし2歳重賞戦線で楽しみな存在に。恐らく1番人気なら、リスク背負って買う必要はないかなと。
今度に向けては御神本さんと笹川の馬に注目したいと思います。